食文化論

年度 2004
科目名 食文化論
教員名 今井 美樹
授業概要 人間は、住む土地の気候や風土に合わせて食物を選択し、それを獲得・生産するための技術を発明し、それを食用にするための調理・加工・保存法などを開発し、長い時間をかけて、地域や民族に固有の食文化を築き上げてきた。この授業では、日本の食文化の成立と発展を中心に講義を行い、国際化が進む日本の食事情から世界の食文化についてもあわせて触れ、日本の現在と、未来の食生活について考える。
授業計画 食文化の意義
(1)食文化の学問的領域
(2)食文化の定義
世界の食文化
(1)世界の食文化形成と自然環境
(2)世界の食文化形成と社会環境
日本の食文化
(1)日本の食文化形成と自然環境
(2)日本の食文化形成と変化
(3)現代の食生活
(4)伝統料理と郷土料理
評価方法 出席状況やレポートなどによる平常点と、期末筆記試験の成績を総合して評価を行う。
教科書
参考書
メッセージ 今日、「スローフード」という言葉を耳にするようになり、長い時間をかけて築きあげられてきたものに対し、あらためて見直されている時代です。食文化は時代とともに育まれ、受け継がれ、変化し、築きあげられていくものです。現代に忘れられてしまいがちな食の姿や、これから次世代に残していきたい食の姿とは何か、この授業を通して考えてもらいたいと思います。