ハードウェア概論

年度 2002
科目名 ハードウェア概論
教員名 大槻 善樹
授業概要 上級のソフト技術者はハードウエアも理解している人が多い。 確かにハードウエアは文系の人にとって苦手かも知れないが、せめて常識程度にハードウエアの知識を持てば強力な知的武器となり、就職の際にも有利になるかもしれない。 「コンピュータの中身は知らないけど使える。」よりも、「中身もわかるし、使うこともできる。」人の方が実社会で望まれるのは当然である。 欧米や韓国などでは大学の学生さんが実際のコンピュータのLSIを製作できる環境もあり、遅れ馳せながら日本でも某市立大学の情報科学部ではマイクロコンピュータの設計教育環境を構築する所さえ出現したらしい。 しかし本講はそのような専門的な講義ではなく、コンピュータのハードウエアの概要を理解することが主たる目的である。 さらに本学ではセメスター制となって講義時間が半減した。自動車学校に例えるならば、今まで20日で卒業していた内容を10日で卒業しなければならない。 従って、本講はあくまで概論である。 準備段階としては、コンピュータを構成するためのディジタル回路の基本を学習し、基本回路を理解できた後で、モデルコンピュータの内部動作を解説したい。 また、時間があれば周辺機器の原理や最新の関連技術についても解説したい。授業の内容は下記の如くの計画ではあるが、基本的に「なぜ?」「どうして?」に力をおいた概論としたいので、学生さんの反応によっては順序や内容を変更する場合もある。
授業計画 コンピュータ内部の数値表現
論理代数と基礎的論理素子
組合せ論理回路
順序論理回路(フリップ・フロップ回路)
フリップ・フロップ回路の応用
コンピュータ回路動作を理解する準備としてのディジタル回路
モデルコンピュータの回路と動作
現実のコンピュータで用いられている技術の解説
周辺機器のハードウェア
(時間があれば)コンピュータ関連の最新技術や将来技術の解説
評価方法 評価は、期末のテストだけでなく、随時に行う授業中の演習や小テストの評価点、および宿題提出状況等の総合評価によって行う。
教科書
参考書
メッセージ 教科書は特に指定しないで、必要時に資料を用意する予定である。参考書は専門書籍を扱う書店や図書館に行けば多くの本があるが、どのようなタイプの本が最適かは個人により異なるので、特別に推奨はしない。 授業については、一般的に、質問してくる学生さんは説明するとわかったと言ってくれるが、ただ単に分からんとか、難しいとか言う学生さんに限って、さぼったり質問もしない人が多い傾向があるという事を、今までの授業経験で感じた。 幸い、この講義は選択科目であるから、興味の無い人や、理解しようとしない人は、受講をしないで欲しい。 最初から出席もせず理解しようとせずとも、なんとかなるだろうと誤解している人は、受講登録しても無駄になると思います。