通訳演習

年度 2003
科目名 通訳演習
教員名 外池 一子
授業概要 世界語としての英語の地位は高まる一方と言っても過言ではありません。英語によるコミュニケーションの必要性が高まる中、英語を日本語に、日本語を英語にその場で瞬時に移し変えていかなければならない状況が今後ますます増えていくことでしょう。この授業では、挨拶、スピーチ、会議の進行、交渉、観光案内などの場面を設定し、各場面で典型的に用いられる表現を習得し、通訳としてこなさなければならない基本的な事柄を模擬体験していきます。週2回の授業をCALL(コンピュータを導入した言語学習環境)教室またはLL教室と普通教室で各1回ずつ行い、聞き取り・発音・会話等の力を向上させていきます。
授業計画 週2回の授業をCALL教室またはLL教室と普通教室で各1回ずつ行います。基本的に、CALL・LL教室ではネットワーク教材やCD-ROM教材を用いて、聞き取り・発音の練習を中心に行います。普通教室では、様々な場面を設定し、その場面ごとに英語を日本語に日本語を英語に移し変える練習を細かな段階に分けて練習していきます。授業の中で行うエクセサイズは以下の項目の組み合わせとなります。
様々な英語素材の聞き取り・発音練習をした後、英文を音読したものを提出。
テキストを用いた練習および解説。
設定場面ごとに必要な基本語彙・基本表現の確認。
基本表現を含む英語の会話やスピーチ、説明文の聞き取りおよび反復練習。
基本表現を含む英文を聞き取り、日本語に直して書き取る練習。また、逆に日本文を聞き取り、対応する英語に直して書き取る練習。
3人一組で、一人が通訳を、他の二人が、それぞれ日本語話者・英語話者の役割を割り振り、短い会話を伝え合う練習。
順番に3人一組での練習の成果をクラスの前で発表。
評価方法 出席・授業態度 30%;小テスト・提出物・期末テスト 70%
教科書
参考書
メッセージ 海外旅行やホームステイをした経験があれば英語によるコミュニケーション能力の必要性を実感しているはずです。実際に通訳になりたいと思っている人もそうでない人も、自分にとって現実的な英語によるコミュニケーションの場を頭に描くと取り組みやすいでしょう。具体的な達成目標を立て、「これだけは自分のものにするぞ」という事柄を明確にして毎回の授業に臨んでください。また、英語ができればコミュニケーションがうまく行くわけではありません。日本語でのコミュニケーションでも同様ですが、実際には伝えたい内容の方が重要と言っても過言ではありません。常に好奇心を持って様々な知識を吸収しましょう。