卒業研究

年度 2010
科目名 卒業研究
教員名 竹林 紀雄
授業概要 受講生各自に1本の卒業制作作品に取り組んでいただきます。デジタル化時代を迎え、これからの映像人には、ジャンルも含めて、変化に対応する柔軟性がより一層もとめられてきます。テレビの画面サイズは、もはや16対9(ワイド)がスタンダードです。この16対9の画面サイズは、映画のビスタサイズとほとんど一致します。そして映画は今、フィルムからデジタルビデオ(24P)に移行しようとしています。つまり、テレビや映画といったジャンルの境界を越えて、映像コンテンツはボーダーレス化を加速させているのです。受講生の1人ひとりが映像クリエイターです。自分自身がコンテンツを作り出す出発点であり、創造的な価値観を構築する中心核です。これまで学んだ映像表現のセオリーを活用し、映像の表現の可能性を拓く独創性の高い卒制作品の制作に取り組んでください。基準をクリアしていると判断した作品は、映像コンテストや映画祭等に積極的に橋渡しをします。 映像作品の「鑑賞」と「制作」により、映像表現への理解を深めます。授業内はもちろんですが、学外でも様々なジャンルの独創的な映像作品を鑑賞し、感性を養っていただきます。卒業制作作品のジャンルは「ドキュメンタリー」に軸足を置きますが、従来のドキュメンタリーの枠にとらわれずに、ドラマの手法やアート的な表現を積極的に取り込んだ「独創性」のある映像作品を期待しています。
授業計画 春学期
春学期ガイダンス
安全に映像制作演習を行うためのガイドライン
卒業制作作品の企画発表
学外実習
※イメージフォーラムフェスティバル
映像表現研究I
映像表現研究II
ラッシュ講評
ラッシュ講評
映像表現研究III
映像表現研究IV
映像表現研究V
映像表現研究VI
卒制作品中間発表I
卒制作品中間発表II
卒制作品中間発表III
秋学期
秋学期ガイダンス
卒制作品初号講評I
卒制作品初号講評II
映像表現研究VII
卒制作品の修正版講評I
卒制作品の修正版講評II
映像表現研究VIII
卒制作品の完成講評I
卒制作品の完成講評II
卒制作品の完成講評III
卒制展の企画
卒業生インタビュー演習I
卒業生インタビュー演習II
卒制展および総括
評価方法 課題作品から完成度と独創性、さらに理解度を評価します(60%)。これに、出席、授業態度、ゼミ課外活動への参加、チームワーク能力、責任感等の平常点(40%)を加味して総合的に評価します。※通常授業よりも欠席や遅刻はマイナス評価とします。
教科書
参考書
メッセージ ゼミの課外活動としては、ゼミ合宿の他にも、主に都内での映像作品の鑑賞や映像フェスティバルへの参加、またテレビ業界や映画業界の方々を学内に迎えての学習会や進路相談等も予定しています。このような課外活動にも積極的に参加することを求めます。