年度 | 2010 |
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科目名 | 番組制作 IIC(映像) |
教員名 | 竹林 紀雄 |
授業概要 | この授業では、『番組制作IIB』をさらに発展させて、より実践的な映像表現セオリーを学びながら、少人数のグループで、他者に見せることを意識した本格的なドキュメンタリー作品を制作します。ドキュメンタリーというと、「不正を糾す」あるいは「真実を追究する」といったイメージを抱いてしまうかもしれませんが、本来、そのカテゴリーはもっと自由でフレキシブルなものであり、映像制作の入門には最適です。テーマは自由ですが、地域や自分たちの日常に視点を向けて、人間に焦点をあてたヒューマンドキュメンタリーに取り組んでください。課題作品の制作に臨むにあたって受講生に求めるのは、これを“課題”として捉えるのではなく、対外的にも“作品”として主張できるものを手掛ける姿勢をもつということです。映画やテレビなどのプロの映像作品は、不特定多数の人に見られることを前提に作られています。プロとアマチュアの映像作品の違いは、観客という他者を意識して作られているかどうかということにあります。学内で友人や仲間にうけるだけでなく、学外のより多くの人たちの心をつかむ作品に仕上げてください。 さらに授業の終盤では、民放テレビ局の技術部門の支援を受けて、グループごとで課題作品を紹介するスタジオ番組の収録に取り組みます。実際に放送するわけではありませんが、映像表現のセオリーを学び、不特定多数の観客を意識し、他者に見せるための努力が傾けられることで、作品のレベルと受講生の映像表現スキルが格段に向上するのです。 |
授業計画 | ガイダンス 安全に映像制作演習を行うためのガイドライン、授業内プロダクションの 意義、企画とテーマについて ドキュメンタリーとは何かI ドキュメンタリーとは何かII 撮影演習I 撮影演習II ラッシュ講評 編集演習I 編集演習II TVスタジオ演習I ※リハーサル TVスタジオ演習II ※リハーサル TVスタジオ演習III ※本番収録 TVスタジオ演習IV ※本番収録 課題作品の完成講評I 課題作品の完成講評II |
評価方法 | 課題作品(60%)から完成度と独創性、さらに理解度を評価します。これに、出席状況、授業態度、チームワーク能力、責任感等の平常点(40%)を加味して総合的に評価します。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | この授業の目的は、より実践的な映像表現セオリーを学びながら、映像作品を作ることの奥深さを知ることにあります。、履修者数と課題作品数から、課題制作におきましてはインターラクティブ(双方向)な指導には限りがあります。自ら積極的に映像制作に取り組む意欲のある学生の履修を求めます。5セメスターからの竹林ゼミを志望する人は是非、履修してください。 |