商業科教育法 I

年度 2010
科目名 商業科教育法 I
教員名 新井 立夫
授業概要 商業の教科・科目総数17科目のうち、原則履修科目・総合的科目など各科目の目標・指導内容などについて教材研究し、学習指導案作成や指導方法の向上を図る。
商業教育の理念、教育課程の編成、教育方法などを理解させるとともに、スペシャリストとして必要な専門性の基礎・基本を重視した指導を行う。さらに、会社に入った場合に部下の教育方法にも役立つような配慮をする。
高等学校における商業教育の現状・課題・将来像、 コンピュータを道具とした商業教育 、高等学校商業教員に求められる知識・技術や資質を各講義での重要観点とする。
授業計画 1 商業教育の意義と目的、基本的課題
2 商業教育の歩み(高等学校学習指導要領による商業の変遷)
3 高等学校学習指導要領解説 商業編(平成11年3月告示)の改定の趣旨
4 商業科専門各科目の学習内容とそのねらい(1)
(基礎科目「ビジネス基礎」、流通ビジネス分野科目、国際経済分野科目)
5 商業科専門各科目の学習内容とそのねらい(2)
(簿記会計分野科目、経営情報分野科目、総合的科目)
6 商業科専門各科目の指導計画と学習指導法(1)
(基礎科目「ビジネス基礎」、流通ビジネス分野科目、国際経済分野科目)
7 商業科専門各科目の指導計画と学習指導法(2)
(簿記会計分野科目、経営情報分野科目、総合的科目)
8 商業教育と学校計画運営(1)
(学校教育目標、総合的な学習の時間、インターンシップ等)
9 商業教育と学校計画運営(2)
(生徒指導、進路指導、キャリア教育、開かれた学校等)
10 商業教育の成果と課題(スペシャリスト育成と資格取得)
11 商業各科目の学習指導法の研究と授業実践
12 教材・教具の活用方法と事例研究
13 学習指導案作成と模擬授業
14 教授法と評価法
15 これからの特色ある商業教育の展開
評価方法 定期試験及び教師にふさわしい学習態度・出席状況・指導計画・指導案・模擬授業内容・課題学習提出物等を総合的に勘案して評価する。教師を志す者としての授業に対する心構えが大切である。授業時間に遅れることなく積極的に学習し,できるだけ多くを吸収しようとする熱意が必要である。
教科書
参考書
メッセージ 商業教育の基礎的内容について講義した後、演習・発表・討論・助言の形式で実践的・体験的な授業展開とする。魂の入った、熱意ある取り組みで、高等学校の教壇に教師として立つための確固たる努力を期待する。よって、高等学校商業科の教員としてふさわしく、身だしなみを整え、髪の色・髪型に関しても、他者に不愉快な印象を与えない格好で出席すること。守れない者は、ビジネスをつかさどる商業科の教員としてふさわしくないので、履修を控えてください。(必要な教科書は各自で購入のこととする)