線形代数学

年度 2010
科目名 線形代数学
教員名 惠羅 博
授業概要 「線形空間」の概念は、数学上の様々な構造で頻繁に現れる、もっとも基本的な概念である。ベクトルと行列、連立方程式の解法などの個別的問題を学習していき、最終的にそれらを統合し俯瞰する「線型空間」の理解にたどり着くことを目指す。
授業計画 行列の定義
行列の演算
連立1次方程式(1)
連立1次方程式(2)
行列の階数(1)
逆行列
行列式(1)
行列式(2)
クラメルの公式
ベクトル(1)
ベクトル(2)
線形空間の定義
線形空間の基底と次元
線形写像
固有値と固有ベクトル
評価方法 学期末試験の成績による。基礎概念の理解ができていればC以上、簡単な応用問題を処理できればB以上、いくつかの重要な定理、公式などを理解し数理的な考察力を習得していればA以上、という基準で出題、採点、評価を行う。
教科書
参考書
メッセージ 予備知識はあまりいらないが、根気よく考える、計算するといった努力が求められる。これまで自分には未知であった数学の新しい概念を学ぶときに、安易な態度でとりくめば、必ず失敗する。教科内容で簡単に理解できない部分が必ずある。何度でも、判るまで粘り強く学習することが肝要である。