年度 | 2010 |
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科目名 | 幾何学B |
教員名 | 惠羅 博 |
授業概要 | 17世紀の解析幾何学の発見、18世紀の微積分学の確立以降、幾何学の研究手法は飛躍的に発展した。さらに、19世紀の非ユークリッド幾何学の概念の確立、20世紀に入ってからのヒルベルトの公理主義の喧伝などを経て、現代幾何学は巨大で多彩な総合学問の世界に成長した。現代の幾何学と一言で言っても意味をなさないほど、多くの幾何学概念の捉え方、手法、研究対象の分野がある。「幾何学」という言葉の指す意味ががあまりに広すぎて、ほとんど意味を成さないほどである。本講義では、このような現代幾何学の様々な分野を概観し、各幾何学分野の持つ学問的意義をできるだけ平易に解説することを目標としている。 |
授業計画 | 微積分学と幾何学 微分幾何学 実数論と幾何学(位相の概念) 位相幾何学 非ユークリッド幾何学 射影幾何学 変換群と幾何学 代数曲線論 代数幾何学 |
評価方法 | 学期末の定期試験の成績で評価する。出席数の多少は、規定内であれば、評価に関係しない。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | いわば、幾何学の教養講座です。細部まで全部理解できなくても、大筋の概念、思想をつかむように努力してください。細かい問題を評価の試験には出題しない方針ですから、気楽に(ただし、さぼらずに、興味を持って)受講してください。 |