情報表現・サウンドデザイン

年度 2010
科目名 情報表現・サウンドデザイン
教員名 高田 哲雄
授業概要 ”映画音楽”、”ゲーム音楽”、”~商品のサウンド機能”などと呼ばれるように他の領域との融合の中で成立する”情報メディアとしての音楽”あるいは”サウンド”の領域が拡大しています。これからは”DTM”(Desk Top Music)と呼ばれるようにデジタル・サウンド技術を駆使し、様々なコミュニケーション領域と融合するマルチメディア表現を担うサウンドクリエーターが渇望されます。実際の情報メディアの現場では国際標準形式としてのMIDIがデジタル・サウンド技術の共通言語として活用されています。PC上で音声処理と図形処理や画像処理をアレンジすることも容易になってきました。この授業では実制作を通してサウンド技術に必要な項目について基本的知識を学んでゆきます。
授業計画 サウンド入門(情報の多様性とサウンド技術の位置付け:サウンドクリエーターの役割)
自然音と創作音の違い(サウンド・ハンティングから音楽創作まで)
メディア技術としてのサウンド(音声入力、音声認識装置の活用方法)
”音”の成り立ちを体感する。(サンプリング:実音からとデジタル音へ)
MIDI(Musical Instrument Digital Interface)概要説明、MIDIとWav
eの違い
サウンド制作実習1”(キーボード入力によるMIDIレコーディング)
サウンド制作実習2(コンポーザー、MIDIトラック、wavトラックによ
る編集)
サウンド制作実習3(ミキシング、MIDI&wavのミックスダウン)
ウンド制作実習4(DTMにおけるスコア理論、コード理論)
ウンド制作実習5(映像コンテンツを前提とするサウンド制作)
サウンド制作実習6(サウンド・イフェクト、サウンドデザイン)
サウンド制作実習7(ゲーム、WEB等デジタルメディアにおけるサウンド)
サウンド制作実習8(クリエイティブサウンド:メロディー)
サウンド制作実習9(クリエイティブサウンド:音源)
サウンド・プレゼンテーション(制作および学習内容の発表)
評価方法 出席と発表、および提出物を重視します。出席点50%、中間プレゼンテーション20%、最終提出30%
教科書
参考書
メッセージ 受講生へのメッセージ メディア表現を統合的にアレンジすることのできるトータル・クリエイターが望まれています。そこでは特に”理論”と”実践”の両側面からの総合的能力が求められます。知識のみを目標とするのではなく、実践的価値や感性の価値を重視することを期待しています。