年度 | 2010 |
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科目名 | 生物学概論 |
教員名 | 矢野 興一 |
授業概要 | 生物学は近年の急速な発達によりエイズや新型インフルエンザのような難病の克服に光明をもたらし、様々な生命の操作技術を生み出している。授業では、生物学に関する最先端の医学的テーマを取り上げ、免疫のしくみや病気の起こるメカニズム、体質の決定要因等について学ぶ。私たちの体や健康に関して理解を深めることがねらいである。 |
授業計画 | 1. 講義ガイダンス 2. 生物とは~生物の体は何でできているのか 3. 植物の観察:構内にはどのような草や木があるか 4.栄養素はどのように消化され、エネルギーとなるのか(消化、呼吸) 5. 親と子が似ているのはなぜか(染色体とDNA、遺伝子の発現) 6. ガン遺伝子はなぜできるのか(細胞の分化) 7. 病気の生物学:病気から体を守るしくみ~花粉症はなぜ起こるのか 8. 病気の生物学(その2):お酒と遺伝子 9. 生物学の応用:遺伝子組換とは 10. 生物学の応用(その2):クローン技術、再生医療について 11. 地球上にはどのぐらいの生物が存在するのか(生物多様性) 12. 進化とは~ヒマラヤ高山帯に適応した植物を例に 13. 種と種の関係について(物質循環) 14. 生命の歴史と人類(生物全体の進化史の概観および環境問題) 15. まとめ |
評価方法 | 成績は毎回の出席を基本とし、授業中の活動(3割)と定期試験(7割)で評価する。授業内容を十分理解していれば合格とする。また、小テストとして構内の植物観察を行い、身近な自然を知っていく。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | この科目では、植物の実物サンプルを観察するために、室内で回覧することもあるが、必要に応じて教室を出て、キャンパス内に植栽された植物や野生植物も観察することがある。また、講義では専門的な内容が含まれるため、学生の理解度を見ながら講義を進めるが、高校までの生物の知識が必要となる。 |