栄養指導論B

年度 2010
科目名 栄養指導論B
教員名 渡邊 美樹
授業概要 日本人の食生活を歴史的に見ると、戦後の食料欠乏の時代から大きく変化し、現代の食生活環境は多様化、複雑化しています。これに伴い、栄養士に求められる役割も能力も変化してきました。栄養指導論Bでは、栄養士としての専門知識を習得した上での個々の対象者への食行動の変容を促すことを目的とした実践力を学びます。
授業計画 ・ライフステージ別栄養指導・・各々の時期の特徴と問題点、指導の注意点
1.成長期-(1)
2.成長期-(2)
3.成人期
4.母性栄養(妊娠期・産褥期・授乳期)
5.老年期
・臨床栄養指導・・病態と栄養の関連性、食事療法の考え方
6.高血圧症
7.肥満症
8.糖尿病
9.脂質異常症(高脂血症)
10.腎疾患
11.アレルギー
・活動分野で行う栄養指導・・栄養士の主な活動分野での内容と特徴
12.病院
13.学校
・14.まとめと復習
評価方法 1.学期末試験(70%),2.授業内の小テストおよび課題提出(20%),3.授業中の態度・活動を含めた出席点(10%)により総合的に評価する。提出物については、(1)期限(遅れた場合は減点、未提出は0点)(2)内容(課題の理解、考察の内容が適切であるかなど)の総合評価とする。
教科書
参考書
メッセージ 栄養教育・栄養指導とは、単に知識を与えるだけではなく、対象者が自分自身の力で適切な食生活をしていかれるように助言・補助していくことです。積極的に学び、疑問に思ったこと、気付いたこと、考えたこと、理解したことは、忘れないうちにノートに記録しておきましょう。また、わからないことは、そのままにせず、調べたり質問したりして解決し、理解をさらに深めましょう。栄養指導の最終目標は、対象者が指導内容を理解した上で実践してみて、納得し、食習慣として定着させていくことです。栄養教育・栄養指導のための知識と技術を学ぶ一方で、他の教科で学んだことも充分に活かし、心温まる栄養教育・栄養指導を目指していきましょう。