流通論

年度 2010
科目名 流通論
教員名 那須 幸雄
授業概要 流通(小売)の東アジア、東南アジアへの進出による国際流通を中心に実施します。コンビニ、SPAを含む専門店、スーパーなどが海外進出を進めており、その状況を学ぶことにしたい。これまで日本の流通国際化は、日本への欧米企業の進出によって主に行われていましたが、今は様変わりの状態で、アジア地域を中心に、欧米小売企業、その地元の小売企業、日本の小売企業が激しく競争しています。またメーカーやSPAによる海外戦略で、中国など現地での生産・調達に続いて、現地での消費改革、消費者意識の進化が進められています。こうしたテーマについて、幅広く勉強したいと思います。
授業計画 国境を越える小売行動の本質的側面、小売国際化における標準化ー適応化問題、小売業態の国際移転,小売企業のマーケティング革新と立地戦略
小売業の電子商取引市場を活用したグローバル・ソーシング、グローバル・サプライチェーン・マネジメント、総合商社研究の現状と課題、地域ブランドの考察
東アジアの流通国際化ー台湾小売構造の特質と国際化、中国市場の外資系小売企業、中国のマーケティング
評価方法 出席状況、レポートまたは期末試験の結果、受講意欲によって評価します。期末試験はするか否か、まだ未定です(しない場合は、代わりにレポートを取ります)。期末試験を実施する場合は、その旨を早くに言います。
教科書
参考書
メッセージ デフレーションの進む中で、小売の変貌は著しいものがあります。一つは、低価格志向のビジネス、もう一つは、ユニークな多くの品揃えで店の人気を守る行き方です。アジアでの小売の進化も進んでいます。日本では、欧米の小売業は、ファストフードやコーヒー店を別にして、あまり成功していませんが、中国・東南アジアでは色々な国籍の小売が競争しています。こういうことについて、自分でも新聞を見たり、検索して、調べましょう。