栄養指導論実習A

年度 2010
科目名 栄養指導論実習A
教員名 渡邊 美樹
授業概要 栄養指導論実習は、栄養指導論A・B(講義)で得た知識を栄養指導に生かすテクニックを学ぶ授業であり、実習Aを基礎編、実習Bを応用編としています。したがってこの授業は栄養指導に必要な基礎的な内容の実習です。 栄養指導の効果をあげるには、正しい知識、指導技術とともに、適切な資料や媒体の用意が必要となります。また、栄養指導の対象は大別すると、個人・集団になります。指導の実際においては、ライフステージ別、施設別に対象を把握し、テーマや指導方法の選定など技術的な訓練方法を取り入れて、栄養指導を計画から実施へと移していきます。 この実習では、前半は個人用、後半は集団用として、資料・媒体の作成とその活用法を理解し、習得することを目指します。
授業計画 食品成分表の使い方
献立作成
献立作成の応用-栄養摂取の自己診断
個人用の給与栄養目標量
個人用の食品構成の作成(1)
個人用の食品構成の作成(2)
資料作成-栄養素別食品分類
調査用紙の作成
調査結果のまとめ方
媒体の作成
栄養指導文の作成
施設別・対象別栄養指導の実際
集団用の給与栄養目標量と食品構成
食品群別成分表の作成
評価方法 毎回の出席を基本とし、授業中の態度・活動を含めた出席点10%、作品等の提出20%、期末定期試験70%の割合で評価する。提出物については、(1)期限(遅れた場合は減点、未提出は0点)(2)内容(課題作成法の理解、考察の内容が適切であるかなど)の総合評価とする。
教科書
参考書
メッセージ 実習は、理論を実践の中で学ぶ大切なチャンスです。できるだけ休まずに出席し、積極的に取り組みましょう。また、疑問に思ったこと、気付いたこと、考えたこと、理解したことは、忘れないうちにノートに記録しておきましょう。わからないことは、そのままにせず、調べたり質問したりして解決し、理解をさらに深めましょう。 栄養指導の最終目標は、対象者が指導内容を理解した上で実践してみて、納得し、食習慣として定着させていくことです。栄養指導の方法、技術を学ぶと同時に、対象者の立場になって、指導内容を理解し、実践してもらうにはどうしたらよいのかについても考え、工夫してみましょう。