年度 | 2010 |
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科目名 | ゼミナール I |
教員名 | 鈴木 誠 |
授業概要 | 私たちは知らず知らずと日常生活の中で金融に支えられています。貨幣経済の発達が人間生活を豊かにすることになったとは多くの人が知らずにいます。もっとも、一生知らないとしても問題などありません。しかし、昨年のリーマンショック以来、金融システムの破綻によって実態経済に影響が出ています。不景気という現象です。多くの学生も就職に難儀しています。金融活動を理解することは経済を理解することにつながるともいうことができます。そこで、この講座では金融の意味やしくみ、そして、その役割について理解を深めることとしたいと考えています。 |
授業計画 | ガイダンス(ゼミの進め方、テキストの説明、評価方法など)をします。 基本的にテキストの輪読で進め、1講義につき1節進みます。以下を参考にしてください。 テキスト:1章金融とは(金融取引について) テキスト:1章金融とは(金融取引と信用リスクについて) テキスト:1章金融とは(リスクファイナンスについて) テキスト:2章金融システムの設計(金融取引と情報生産) テキスト:2章金融システムの設計(情報の非対称性と逆選択) テキスト:2章金融システムの設計(情報選択とモラルハザード) テキスト:3章ファイナンスの基礎(基本的な数学のおさらい) テキスト:3章ファイナンスの基礎(ポートフォリオ理論) テキスト:3章ファイナンスの基礎(オプションとデリバティブ) テキスト:3章ファイナンスの基礎(最適資本構成) テキスト:4章日本の金融経済(資金循環から見た日本型金融システムの特色) テキスト:4章日本の金融経済(グローバル化、自由化と日本の金融システム) テキスト:4章日本の金融経済(技術革新と日本の決済システム) 前期小テスト(1章から4章まで) |
評価方法 | 評価は出席、発表、小テスト(2回)の合計によって決定します。割合は出席40%、発表30%、小テスト30% とします。なお、毎回、クイズをします。クイズによって出欠を確認し、クイズの評価は出席点に加味します。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 金融のゼミなので、広く「金融」に興味を持っている学生を歓迎します。金融と一言で言っても経済学、会計学、数学などと密接に関係をもっています。こうした関係を頭の隅に置きながら、金融を学びたいと思います。意見や質問は大いに歓迎します。ただし、授業中の私語、食事、携帯電話の操作、始業後の入退出などは原則禁止です。場合によっては、ほかの学生の迷惑になりますから退室を求めます。(欠席扱いとなります) |