英語科教育法 I

年度 2010
科目名 英語科教育法 I
教員名 阿野 幸一
授業概要 中学校・高等学校の英語教員を目指す学生を主な対象とする。学校における英語教育の目標とあり方を理解し、現在までに行われてきた様々な教授法を知ることで、英語教育の基礎となる理論を学ぶ。学習指導要領では、学校での英語教育を通して積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけ、実践的コミュニケーション能力を育成することが教科目標として定められている。この目標を達成するための授業とはどのようなものであるか、国の政策、教授法、指導者の役割、教材などの観点から学習する。
授業計画 第1回:ガイダンス、英語教育の現状と課題(1)
第2回:英語教育の現状と課題(2)
第3回:学校英語と学習指導要領(1)
第4回:学校英語と学習指導要領(2)
第5回:The Grammar-Translation Method
第6回:The Direct Method
第7回:The Audio-Lingual Method
第8回:The Silent way
第9回:Suggestopedia
第10回:Community Language Learning
第11回:Total Physical Response
第12回:Communicative Language Teaching
第13回:Content-based, Task-based and Participatory Approaches
第14回:Learning Strategy Training, Cooperative Learning, and Multiple Intelligences
第15回:様々な教授法と日本の英語教育
評価方法 定期試験40%、授業での活動状況30%、レポート30%
教科書
参考書
メッセージ よりよい英語の授業を目指すためには、理論と実践を融合させながら授業の方法論について研究する必要がある。この授業では、国としての政策と現在までに行われてきた代表的な外国語教授法について学習するが、こうした理論が日本の中学校や高等学校の英語教育の現場で、どのように生かすことができるかを常に考えながら学習に取り組んでもらいたい。