言語表現

年度 2010
科目名 言語表現
教員名 酒井 信
授業概要 この授業では、見ず知らずの他人に通用するような「社会的な言語表現の形式」を身に付けることを目的とする。授業の前半では、引用の仕方や参考文献の書き方などレポートや論文の構成の仕方や、辞書・百科事典・ウェブなどを使った情報収集の仕方の基本を学ぶ。授業の後半では、就職活動などで求められる志望理由書の書き方や口頭表現の作法を学び、その後、商業誌に書く原稿の書き方や、企業や研究の現場で求められる企画書や調査報告書の書き方、プレゼンテーションの方法について学ぶ。
授業計画 授業全体の概要の説明、課題、成績の評価方法など(ガイダンス)
引用・参考文献の書き方、レポートの書き方・論文の書き方、プレゼンの形式について(小笠原 喜康著『大学生のためのレポート・論文術』を使用)
レポート作成の小演習
メディアの違いと文章の形式の違い(佐藤卓己著『メディア社会』を使用)。課題1「『メディア社会』から一文を引用して「メディアとは何か?」について記した小論文を作成する」の説明と実習
課題1の講評と、メディアの違いと文章の形式の違いについてまとめ
国会図書館など公共施設の利用の仕方、辞書・百科事典・ウェブを使った情報収集の仕方、調べた情報の集約の仕方など
調査報告書の書き方と、情報収集の小演習
課題2「自己の関心のある『現代的な事象』について、図書館・百科事典などを使って調べ、報告書にまとめる」の説明と実習
課題2の講評と、情報の調べ方、報告書の作成の仕方、プレゼンテーションの仕方のまとめ
日本のマスメディアとウェブメディアの構造と、文章の形式の違い
課題3「マスメディアとウェブメディアの分析レポートの作成」の説明と実習
課題3の講評と、メディア分析の行い方、レポートの書き方のまとめ。現代日本が直面する諸問題について概説(『今がわかる時代がわかる 日本地図』を使用)。
課題4「『今がわかる時代がわかる 日本地図』のデータを基にして現代の日本で『社会的に必要とされている本』の企画書を書き、その本を売るための調査報告書を作成し、その概要をプレゼンする」の説明と実習
課題4の広報コンペ(プレゼン)と優秀文を基にした講評
評価方法 授業中の小演習の提出を含めた出席点を40%、提出された各課題の出来と最終課題のプレゼンの出来を60%の割合で評価する。成績評価の基準は、AA(100点~90点)、A(89点~80点)、B(79点~70点)、C(69点~60点)、D(59点以下)とし、合格は、AA、A、B、Cとする。
教科書
参考書
メッセージ この授業を通して、世の中には様々な言語表現があり、想定する目的や伝達する相手、メディアの違いによって言語表現を使い分ける必要があることを学んで下さい。