宿泊事業論

年度 2010
科目名 宿泊事業論
教員名 里原 睦
授業概要 「一日の疲れを癒し、明日への鋭気を養う」ところが宿泊施設であり、そこには生命や財産を守るという安全性や心地良い空間(前の利用者の痕跡を一切残さないものでもある)を提供する快適性など様々な要素が求められています。
また実際の宿泊施設の運営には多くの人々が関わっており、「どのような人がどのような働きをするのか」ということ、あるいはどのように、その能力を発揮させるのか、ということも重要な課題となっています。
販売活動においては、航空会社、旅行会社、政府や地方自治体などとの連携が必要であり、近年はIT関連の活用も重要視されています。
この授業では、ホテルを中心とした宿泊施設の発展の歴史、現在の経営手法とその問題点、今後の課題や他産業とのネットワークや観光地における宿泊施設のあり方について初歩から学習をします。
授業計画 宿泊産業の発祥
日本の宿泊産業の発展史(1)
日本の宿泊産業の発展史(2) 「東京オリンピックとホテル」
日本の宿泊産業の現状 (1)
日本の宿泊産業の現状 (2)
宿泊関連法規などについて
施設内の組織について (1) 「営業部門・事務部門・その他」
施設内の組織について (2) 「それぞれの役割について」
宿泊産業の特性と営業活動について
販売価格の決定とレベニュー・マネージメントについて
財務指標について (1)
財務指標について (2) 「例)文教ホテル支配人会議開催」
施設(商品)の管理について 「ハウスキーピング」
中間試験(筆記試験)
宿泊産業とオンライントラベルマーケットについて
航空会社との連携について 「コンピューターネットワークの活用」
旅行会社との連携について 「ビジネストラベルのマーケット」
会員組織について 「リピーターをつくるということ」
リゾート研究 「横浜の魅力を探る」 「京都の魅力を探る」
ホテルチェーン研究 (1) 「経営母体別の研究」
ホテルチェーン研究 (2) 「個別企業研究」
宿泊産業とインバウンドツーリズムについて
宿泊産業とイベント・コンベンション市場について
人材の活用について (1)
人材の活用について (2)
宿泊施設内の婚礼・一般宴会などの料飲部門について
施設(安全)の管理について 「防災の意識(危険を少なく)」
評価方法 中間試験(授業内に実施)と定期試験(課題レポート)によって、評価を行います。
成績評価は100点を満点とし中間試験が30点、定期試験(課題レポート)が70点の配点です。
出席点は加味しませんが、出席調査は毎回行い、一部はリアクションペーパーで代行することもあります。
教科書
参考書
メッセージ 任意参加の形式(評価の対象にはならない)で宿泊施設等の見学会を実施します。
国際ホテル・レストラン・ショー(例年2月に開催)、旅フェア(例年5月に開催)、JATA旅行博(例年9月に開催)などにも積極的に足を運んでもらいたいと思います。