年度 | 2010 |
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科目名 | 国際協力特論 III(観光協力) |
教員名 | 海津 ゆりえ |
授業概要 | 海外(特に途上国)を対象とした開発支援の方策として、観光は近年重要なテーマとなりつつある。経済的な支援や技術移転のみならず、日本国内における観光まちづくりの手法や、特産品開発と観光を結びつけた取り組みなどの個別の手法が他国に応用されるようになってきた。本講義では、政策レベル、企業レベル、民間の草の根レベルなど多様なチャンネルで実践されている観光を介した国際協力について、事例をもとに研究する。ケーススタディとしてガラパゴス、フィジー、マレーシアなどを取り上げる他、学生自身による調査研究と発表により進める。 |
授業計画 | 国際協力における観光の役割 観光に関わる国際協力の多様なチャネル ケーススタディ分析 紛争復興地域における観光開発協力 (バルカン半島) 生物多様性保全地域における観光開発協力 (ガラパゴス諸島) 環境保全と地域振興の両立課題を抱える地域の観光開発協力 (マレーシア・ボルネオ島) ESDと観光の連携による開発協力 (マーシャル諸島) 学生事例発表 |
評価方法 | 出席態度とレポート提出状況、レポート内容により総合的に評価する。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 講義期間内(4月15日)に、JICAの研修現場の見学を実施する予定である。学生の研究につながる授業とするため、各自の関心分野からの積極的な授業への提案を歓迎する。 |