年度 | 2009 |
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科目名 | 国際機構論 |
教員名 | 斉藤 功高 |
授業概要 | 第2次大戦後、国際社会は急速に組織化されていった。現在の国際社会は国際機構がなければ成り立たないところまで深く結び付いている。例えば、国際社会の平和を担保するためには国連は不可欠な存在である。国際テロを撲滅するには一国では不可能であり、国家間の協力が必要になる。国連はそのための要となることができる。また、私たちは知らないところで国際機構のお世話になっている。私たちが日本にいて外国製品を安く買えるのも、WTOという国際機構によって自由貿易が推進されているからである。さらに、EUのように特定の地域が国家主権を超えて統合を進めている場合がある。これは今後の新しい試みとして注視していく必要がある。このように、私たちの生活に密接に関係している国際機構を学ぶことによって、国際社会のしくみが一層理解できるようになる。本講義では、国際機構がいかに私たちの生活に影響を及ぼしているかを学んでいく。 |
授業計画 | プロローグ -国際機構とは- 国連 国際機構としての国連 総会決議と安全保障決議 国連と世界平和 専門機関とその他の国際機構 WTOと自由貿易 IMFと国家の再建 IAEAとNPT体制 UNICEFと子どもの保護 UNDPと人間開発 UNESCOと世界遺産 UNHCRと難民保護 地域機構 EUと地域統合 EU/EC法とEU加盟国の権限 ASEANと地域協定 |
評価方法 | レポート(内容12点、形式5点、資料3点、合計20点)・平常点(授業内で実施するミニテストの合計20点)・筆記試験(60点)の100点満点によってAA(100~90点)、A(89~80点)、B(79~70点)、C(69~60点)、D(59~0点)の評価をする。なお、筆記試験は3分の2以上講義に出席しなければ受けることが出来ないので注意すること。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 授業では教科書を使わないため、国連や国際機構に関する本を最低1冊読んで、国際社会についての知識を深めてほしい。また、現在国際社会で起こっている諸事情を新聞・インターネット等でよく把握しておいてほしい。 |