健康科学

年度 2009
科目名 健康科学
教員名 小林 勝法
授業概要 現代社会での疾病の多くは、生活習慣病や運動不足病などライフスタイルに起因するものが多い。病気にかかっても医者まかせや薬まかせにするのではなく、健康を自らがコントロールできることが大切である。つまり、病気になってから受ける「医療」だけではなく、自分のからだと対話しながら生を養う「養生」が重要である。授業では、伝統医療や心理療法などを「身をもって」検討しながら、健康なライフスタイルの形成について考える。
授業計画 1.疾病の変遷と東西の医学、民間医療
2.自己治癒力と暗示 ⇒⇒⇒レポート I :鎮守の森を訪ねる
3.中国医学と養生法:ビデオ『気の力』
4.禅の呼吸法、ヨガの呼吸法の実習
5.医食同源 ⇒⇒⇒レポート II :自然食品店調査
6.漢方薬は本当に効くか、健康保険適用は妥当か
7.がんの自然退縮:ビデオ『人間はなぜ治るのか』
8.心の健康 ⇒⇒⇒レポート III :花を贈る
9.生活リズムと疲労回復 ⇒⇒⇒レポート IV :快食・快眠・快便
10.現代医療の諸問題:ビデオ『医療過誤』、がん検診の問題
11. 自分にふさわしい健康生活 ⇒⇒⇒レポート V (期末):自分らしい健康生活
評価方法 上記の授業内容の達成度に応じて、大学が定める評価基準(AA~D)にしたがって評価する。配点は以下の通り。1.毎回の宿題やクラスワーク 45%2.課題レポート 55% なお、欠席は回数が増えるごとに、5点、10点、20点、40点と減点する。ただし、欠席報告書(その日の宿題、授業内容、感想)を提出すれば、欠席の減点は免じる。また、レポートの未提出も減点する。
教科書
参考書
メッセージ レポートの数が多いが、どれも体験レポートなので苦にならないと思う。 過去3年間(227人)の成績分布は以下の通り。 AA(8%)、A(26%)、B(24%)、C(16%)、不可(3%)、無資格(23%)
カテゴリー: 2009

ゼミナール III

年度 2009
科目名 ゼミナール III
教員名 松本 浩之
授業概要 教育研究を共通の課題として各自の問題意識に沿いながら、教育方法学、教育社会学、教育心理学、教育課程、教育法規など各分野をそれぞれ深めていく。前半は教育学の各分野の代表的な論文を輪読という形で読み解く。後半は各自で研究テーマを設定し、考えを深め、自分なりの考えの深まりを仲間に広めたり議論したりする。
授業計画 教育の今日的な課題に関する論文の輪読
IT時代における「いじめ」問題
不登校の何が問題なのか
少年非行、少年犯罪の実態
教師と生徒の関係と学校秩序
教師の協働を考える
学力低下論の本質を探る
課題研究
各自の課題の設定
関係論文の調査
課題設定の発表と討論
課題の修正
研究計画の完成
評価方法 出席を重視する。今日学校教育の現場が抱える課題をどれだけ自分自身の問題と意識し、解決の手だてをどのように探っているか、解決の見通しをどのように考えているかなどについて授業中の発言、発表、レポート内容などから総合的に評価する。AA)洗練された問題意識と卓越した見解を保持している。A)的確な問題意識とそれに見合う説得しうる見解を有している。B)妥当な問題意識とそれなりの見解を有している。C)問題意識とそれに関する見解を有しているがやや疑問がある。D)課題がこなせていない。
教科書
参考書
メッセージ 教育に関する課題意識を持って参加していただきたい。受動的に何かを授かる積りで出席しては意味がないし、そのような指導はしない。自分で調べ、考え、動き、発言できないと,成果はないし,意味はない。仲間に伝えるために話すこと、書くことを訓練し、表現力も高めていってもらいたい。
カテゴリー: 2009

卒業研究

年度 2009
科目名 卒業研究
教員名 福島 一人
授業概要 学生の研究発表と、それに対する質疑応答から授業はなります。各人が研究テーマを提案、決定した後、そのテーマに即した「基礎発表」を行っていただきます。それから、具体的なデータなどに基づく「本発表」を行っていただきます。研究テーマは英語以外のものでも構いません。最終的に、卒業論文あるいは卒業制作を提出していただきます。
授業計画 論文の構成指導 1
論文の構成指導 2
研究テーマの提案・決定 1
研究テーマの提案・決定 2
研究テーマの提案・決定 3
研究テーマの提案・決定 4
基礎発表 1
基礎発表 2
基礎発表 3
基礎発表 4
本発表 1
本発表 2
本発表 3
本発表 4
評価方法 出席状況、授業への参加度、及び卒業論文あるいは卒業制作により成績評価を行います。
教科書
参考書
メッセージ 他人の発表の際も良く耳を傾け、発表内容・発表力とそれらに対する私のコメントなどに注意を払ってください。 あなた自身が、他の発表者に対して、質問やコメントをすれば「授業への参加度」は高く評価されることになります。
カテゴリー: 2009

国際環境法

年度 2009
科目名 国際環境法
教員名 斉藤 功高
授業概要 人間はあとどのくらいの期間地球に住むことができるのだろうか。このまま、地球の環境が悪化し続ければ、我々の子孫は今と同じ環境を享受できるだろうか。急激な環境破壊が目の前に起きていない現状では、我々は環境の保全に鈍感である。しかし、今、国際社会は協力して地球環境を守る戦いを始めている。国際社会が国境を越えた環境損害に直面したのはそれほど前ではない。1930年代に起きたトレイル溶鉱所事件によって初めて国際的な事件として越境環境損害が認識された。国際社会が、地球環境保護に積極的に取り組むようになったのは1972年のストックホルムで行われた人間環境会議が最初である。今回学ぶ国際環境法は、このように新しい国際法の分野として生成発展中であるが、国際環境や地球環境を保護するために、国際社会はどのような法の仕組みを作ってきたのか、また、将来に向けてどのような制度を作ろうとしているのか、具体的な事例を基に考えていきたい。
授業計画 プロローグー国際環境法とはー
国際環境法のリーディングケース・トレイル溶鉱所事件とは
国際環境法の法原則とは(1)ー環境損害と事後責任ー
フランスの核実験とチェルノブイリ事故
貿易をとるか環境をとるかーイルカ・マグロ事件ー
多国籍企業は環境汚染に責任を持つべきかーボパール事故とARE事件ー
海の環境はどのようにして守られるのかー海洋汚染の実体と海の保護ー
有害廃棄物はどこに捨てたらいいのか
地球環境法の法原則とは(2)ー国際協力の法ー
地球温暖化はどう防ぐのか(1)ー気候変動枠組み条約締約国会議をめぐってー
地球温暖化はどう防ぐのか(2)ー京都メカニズムとはー
地球温暖化はどう防ぐのか(3)ー各国の取組ー
生物多様性はどうしたら維持できるのか
海洋生物資源はどう保護すべきかー商業捕鯨の可能性とマグロ事件
評価方法 レポート(内容12点、形式5点、資料3点、合計20点)・平常点(授業内で実施するミニテストの合計20点)・筆記試験(60点)の100点満点によってAA(100~90点)、A(89~80点)、B(79~70点)、C(69~60点)、D(59~0点)の評価をする。なお、筆記試験は3分の2以上講義に出席しなければ受けることが出来ないので注意すること。
教科書
参考書
メッセージ 授業では教科書を使わないため、環境問題や国際環境法に関する本を最低1冊読んで、全体的な知識を身につけてほしい。また、現在国際社会で起こっている環境問題に関心を持ち、どうすればそれが解決するか自分なりに模索してほしい。
カテゴリー: 2009

情報法(S)

年度 2009
科目名 情報法(S)
教員名 山本 顕一郎
授業概要 ネットワーク、特にインターネットに接続されたコンピュータの数が爆発的に増大し、コンピュータ・ネットワークはますます生活と密着し、身近で欠くことのできないインフラになりつつある。この講義では、「情報」にかかわる法を、主に「コンピュータ・ネットワークの法律問題」について講じていく。これらの問題は、憲法・刑法・行政法、民法・商法・民事訴訟法、独占禁止法、著作権法を含む知的財産権法などといった、多くのさまざまな法分野にまたがっている。したがって、多くの法分野から多面的に考察していくことになろう。ネットワーク上で生じる法律問題をすべてここで取り上げる余裕はないが、できるだけ新しい問題を扱っていき、この分野での基礎的な知識の習得をめざす。難解な法解釈論は避けて、法制度の概要を説明し、それを理解してもらうことを意図している。なお、この講義で取り上げる問題については、海外での法制が参考になる場合も多いので、必要に応じて外国の法制度を解説する。
授業計画 イントロダクション
インフラとしての電気通信に関する法制
電子商取引と法
インターネット上での取引と消費者保護
インターネットと営業標識
ネットワーク上での著作権
ソフトウェアと特許法
インターネット・プロバイダーの法的責任
ネットワークと競争法
ネットワークにおける情報公開・個人情報保護
ネットワークと表現の自由
ネットワークと名誉・プライバシー
コンピュータ犯罪・ネットワーク犯罪
ネットワークと司法制度・裁判管轄
ネチケット、ネットワーク上の倫理
評価方法 学期末に、四肢択一等の形式による客観式試験を行って評価する(マークシートを使用する)。その試験においてとった点数により、合否等の成績評価を行う。出欠に関して、出席点は加味しない。
教科書
参考書
メッセージ コンピュータ・ネットワークを取り巻く状況や、ネットワークそれ自体も、日々刻々と変化している。ネットワークにおいて生じる法律紛争も、常に新しい局面が現われ、それに対応して新たに法律が作られたり裁判所の判決が下されたりしている。ネットワークの法律問題に関心を持ち、新聞・TVなどのマスメディアによる報道や、ウェブ上の情報を批判的に読むことも重要である。なお、経営情報学科の法学ゼミを履修し単位取得するためには、他の法学系科目(法学入門、ビジネスと法等)と同様に、この科目の履修または単位取得が必要となる場合がある。
カテゴリー: 2009

ビジネスと法 I

年度 2009
科目名 ビジネスと法 I
教員名 山本 顕一郎
授業概要 ビジネスに関連する諸々の法律のうち、重要なものを取り上げて学んでいく。会社法をはじめとして、独占禁止法、証券取引法、知的財産法などの、事業活動を行う上で目配りの欠かせない法規の基礎を解説する。
授業計画 イントロダクション
会社法
会社の設立
株式
株主総会
取締役・監査役
新株発行
社債
計算・配当
会社の結合
会社の消滅
独占禁止法
カルテル規制
私的独占の禁止
企業結合規制
市場支配力の集中に対する規制
不公正な取引方法の規制
証券取引法
知的財産法
製造物責任法
消費者法
労働法
評価方法 学期末に、四肢択一等の形式による客観式試験を行って評価する(マークシートを使用する)。その試験においてとった点数により、合否等の成績評価を行う。毎回出欠をとるが、出席点は加味しない。所定の出席数に達すれば、定期試験の受験要件を満たすこととなる。
教科書
参考書
メッセージ 受講にあたっては、法学入門、情報法等の法律系の基礎的科目を履修していることが望ましい。
カテゴリー: 2009

学びのプランニング

年度 2009
科目名 学びのプランニング
教員名 釈氏 孝浩
授業概要 高校までの学習スタイルとは大きく異なる大学の授業の内容を知り、各人が4年間で何をどのように学んでいくのか、大まかなプランを立てる必要があります。この授業では学習方法や施設の活用法、2年次から始まる3コース別カリキュラムの内容、学びと仕事とのつながり、人間関係づくりなどについて、グループ実習、講演などを交えながら進めていきます。なお、この科目は、「プレゼンテーション」と組み合わせて授業計画が立てられています。
授業計画 第1回(予習:なし)
・オリエンテーション
・チーム分け
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第2回(予習:プレゼンテーションの仕方(e-ラーニング))
・メンバー紹介プレゼンテーション
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第3~7回(予習:調べ学習の仕方(e-ラーニング))
・構成的グループエンカウンター
・ポスター企画
・ポスター制作
・ポスター制作のレビュー
・わかりやすい文章の書き方(e-ラーニング)
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第8~10回(予習:ノートの取り方・レポートのまとめ方(e-ラーニング))
・学びと仕事のつながり(情報システム)
・学びと仕事のつながり(デジタルコンテンツ)
・学びと仕事のつながり(教育システム)
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第11回(予習:集計の仕方(e-ラーニング))
・報告書の評価とチェックシートの作成
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第12回(予習:プレゼンテーションの仕方(e-ラーニング))
・プレゼンテーションの準備
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第13回(予習:なし)
・学びの企画書作り
評価方法 作品、報告書、プレゼンテーション、参加態度を総合的に評価します。
教科書
参考書
メッセージ 大学では、自分の将来像を見据え、計画的に学習することが求められます。この授業は、単なる講義紹介ではなく、大学で学ぶ上で最低限必要な能力が養成されます。従って、この授業で扱われる内容が身についていない者には、大学での学習資格が無いと言っても過言ではありません。すべてのチーム作業では、各人の果たした役割が報告され、評価の対象となります。他人に頼らず、一人ひとりが高い参加意識を持って受講してください。
カテゴリー: 2009

専門ゼミナール I

年度 2009
科目名 専門ゼミナール I
教員名 横川 潤
授業概要 「食」を観光サービスやビジネスから考えます。「食」はフードビジネスのテーマであるのみならず、たとえばホテルではその売上高の半分を「食」が占め、トラベルやエアラインも「食」と結びつきが深いことはご存じの通りです。そこで単に「食」に詳しくなることだけを目的とせず、たとえば前半は、店舗視察やレポート作成、ディスカッションなどを通じ、観光ビジネス等の現場で役立つ、「理論武装」のお手伝いをします。また「日本フードサービス学会」年次大会等に参加し、学問のプロの世界に触れます。後半は「企業研究」です。実際に経営者と打ち合わせをしながら、研究調査、戦略提言を行っていきます。企業や食文化の研究と連動させ、国内合宿(3年次に1回の予定)を行います。
授業計画 ガイダンス
マクドナルドのリーダー戦略
モスバーガーの差別化戦略
スターバックスのブランド戦略
セブンイレブン ローソンの新製品戦略
外資系ホテルの国際戦略
JTBとHISの競争戦略
デパ地下のコミュニケーション戦略
カフェと流行戦略
レストランとメディア戦略
企業研究①~研究企業の選択
企業研究②~研究企業のヒアリング
企業研究③~アンケート調査
企業研究④~アンケート結果の分析
卒論テーマの検討
評価方法 出席は当然の前提です。毎回、指示されたテーマにつきB5で数枚程度にまとめ、ゼミ生の前で報告をしてもらい、全員で議論します。論理的に分析できたか、効果的に発表できたかを評価のポイントにします。
教科書
参考書
メッセージ 「食」がテーマです。そこで将来、食に関係したビジネスに入りたい、またはレストランやカフェ、バー、喫茶店などを開きたいといった方には特に役に立つと思います。とはいえ「食」にかぎらず、自分でビジネスを立ち上げたいという方、またはホテル、レジャー、トラベル、エアラインなど、「食」と大いに関係する分野に関心を持つ方にも役に立てるよう、ゼミを進めていきます。アメリカの大学院でビジネスを研究した経験がありますから、留学などの相談にも乗りたいと思います。食べること、飲むこと、旅することが好きな学生さんにお奨めのゼミだと思います。
カテゴリー: 2009

ビジュアル数学 I(S)

年度 2009
科目名 ビジュアル数学 I(S)
教員名 惠羅 博
授業概要 数学のコンピュータ応用ソフトMATHEMATICAを用いて、直感的に数学の概念を捉えられるよう、実習をとおして訓練する。初等的な式の計算や、高校数学でも扱った2次関数、三角関数などの初等関数、2次、3次方程式などの復習的な内容から始め、無理なく数学の世界になじめるような内容である。
授業計画 四則演算(マテマティカの基本操作)
無理数の計算
文字式の計算
因数分解と方程式
関数のグラフ
方程式とグラフ
直線と曲線
微分係数
導関数
評価方法 授業中に出す課題の達成度と学期末の試験の成績で評価する。
教科書
参考書
メッセージ 煩雑な手計算や数式処理をコンピュータにまかせることで、これまで数学を苦手としていた学生でも、数学の世界の様々な概念を無理なく理解できるようになるはずである。
カテゴリー: 2009

ビジュアル数学 I(S)

年度 2009
科目名 ビジュアル数学 I(S)
教員名 釈氏 孝浩
授業概要 数式処理ソフトウェアを活用し、視覚化された数理現象の観察を通して基本的な数学概念を理解する。まず、中学校・高等学校で学んだ因数分解や方程式を、数式処理ソフトウェアを用いて復習する。続いて、関数のグラフをコンピュータで描き、方程式と図形の関係を理解する。さらに、多項式で与えられる関数の増減を、関数のグラフの接線の傾きから考え、微分係数の考え方に至る。それを元に、導関数を導入し、微分法の基本的概念について理解する。また、三角関数・指数関数・対数関数などについて、その基本的性質について理解する。 この授業では、各自がコンピュータを操作して、数理現象の実験・観察を通して、数学概念を理解する。観察結果から規則性や法則を見出す参加態度が重要である。
授業計画 数式処理ソフトウェアを使ってみる
有理数と無理数
文字式の展開と二項定理
因数分解と方程式
関数のグラフとその平行移動
方程式とグラフ
直線と曲線
微分係数
導関数
評価方法 期末試験の成績に出席状況を加味して評価する。
教科書
参考書
メッセージ この授業は、講義ではなく実習であるので、高い参加意識と意欲が必要である。教員を目指す諸君は、コンピュータを用いた学習支援のモデルとしても活用してほしい
カテゴリー: 2009