技術と人間

年度 2009
科目名 技術と人間
教員名 木幡 赳士
授業概要 今日、技術の成果がわれわれの周囲に満ちあふれ、背後にある技術は空気のようなものになっていて、日ごろ、気に留めることもしない。しかし、技術はわれわれの日常の背後で間違いなく役割を果たしている。現代社会を理解し、さまざまな局面で物事の本質を支配しているものをたどると、たいがい、何らかの技術に逢着する。然し、限られた時間でここの技術に踏み込んで学ぶことは難しい。そこでこの講義では、現代技術の構築原理を学んだ上で、すべての技術を基底で支配している「エネルギー」の本質、現状、問題点、われわれ人間のエネルギーに関する態度などについて見ていくことにしたい。
授業計画 ガイダンス、現代技術を鳥の目で見る_1(現代技術概観_1)
現代技術を鳥の目で見る_2
エネルギー問題を理解するための最小限講座
自然界の土台石(自然界の第一原理…熱力学の法則)
エネルギーを考え抜いた人びと(熱力学の建設者たち)
エネルギーは目減りせず。ただ、汚れるのみ_1
エネルギーは目減りせず。ただ、汚れるのみ_2
エネルギー問題の現状を統計から見る_1
エネルギー問題の現状を統計から見る_2
原子力発電のイロハ_1
原子力発電のイロハ_2
原子力発電のイロハ_3
新エネルギー講座
評価方法 期末試験
教科書
参考書
メッセージ プロジェクターを使い、できるだけ図版を多用しながら進める。標題の取っつきやすさに惑わされてはいけない。時に理屈っぽい話が混じることもある。受講者には、強靱な思考法を身に付けること期待したい。
カテゴリー: 2009

CALL I(B)

年度 2009
科目名 CALL I(B)
教員名 阿野 幸一
授業概要 CALL(Computer Assisted Language Learning=コンピュータ利用の外国語学習)教室の機能を利用した、リスニングとリーディング教材を用いた演習形式の授業です。毎時間アルク・ネットアカデミー(リスニングコース・リーディングコース)から教材を選んで学習し、その内容をもとに情報を伝えたり、意見を述べたりする練習を行います。様々な方法を用いてのリスニング・リーディング・スピーキング・ライティングを統合的に扱い、英語の総合力の強化を行います。また、インターネット上の英文や英字新聞などから適宜教材を取り入れることもあります。
サウンドファイルを用いて英文を聞き、自分の英語スピーチを録音しながらの音読やシャドーイングの集中的な練習をとおして、英語の文構造や発音面での定着を図ります。コミュニケーションの面では、さまざまなトピックに関して意見を述べ、英語によるオーラル・プレゼンテーションやエッセイ・ライティングも取り入れます。
この講座は(B)講座のため、原則としてCASEC550点以上の学生を主な対象とし、熱意を持って活動に取り組む意思がある学生の受講を歓迎します。なお、授業での使用言語は英語とします。
授業計画 ・ CALLシステムを用いたペアによる口頭会話練習・文字チャット演習
・ アルク・ネットアカデミーの教材を利用したリスニング・リーディング演習
・ CALLシステムを用いた音読・シャドーイングによるスピーキング練習
・ 学習した教材内容についてのグループ・ディスカッション
・ さまざまな話題についてのオーラル・プレゼンテーション
・ 学習した教材の英語による要約
・ 学習した教材内容についてのエッセイ・ライティング
評価方法 出席・活動参加状況50%、 授業中に行う課題(スピーチ、エッセイ、音読テスト)50%
教科書
参考書
メッセージ 毎回の授業では、日常的な話題から時事問題まで多様な英語を聞き、読み、話し、書くことによって、たくさんの英語に触れながら皆さんの英語力を伸ばすことを目指します。このため、授業への出席と積極的な活動への取り組みが極めて大切です。CALLシステムを最大限に利用して、英語力を伸ばしましょう。
カテゴリー: 2009

プログラミング応用

年度 2009
科目名 プログラミング応用
教員名 鈴木 昇一
授業概要 先ず,JBuilder2005(JAVAの統合開発環境,IDE,Integrated Development Environment)の使い方に慣れてもらう.Application,Appletで組み,プログラムのもとになるソースコード,画面設計用の設定ファイルなどのソースファイルやリソースファイル(動画像,静止画像,音声,音楽)などを総合的に利用するJavaマルチメディア処理の作成に自信が持てるようになりましょう.
授業計画 簡単なJavaプログラムの実行体験
Java言語仕様要約,クラス,制御構造,メソッド,例外処理
プロジェクト,レイアウト,フレーム,イベント,メニュー
GUI(Graphic User Interface)
ソフトウェア実習(1)静止画像の処理
ソフトウェア実習(2)動画像の処理
ソフトウェア実習(3)立体画像の処理
ソフトウェア実習(4)音声の処理
ソフトウェア実習(5)音楽の処理
マルチスレッド
ファイル入出力
アプレット(Webプログラムの初歩)
ソフトウェア実習(6)ソフトウェアロボットの作成
ソフトウェア実習(7)ソフトウェアロボットの作成
ソフトウェア実習(8)ソフトウェアロボットの作成
ソフトウェア実習(9)ソフトウェアロボットの作成
ソフトウェア実習(10)ソフトウェアロボットの作成
ソフトウェア実習(11)ソフトウェアロボットの作成
学期授業予定回数と必ずしも一致するものではありません.
評価方法 レポート,出席状況,ペーパテストなどを総合的に評価する.
教科書
参考書
メッセージ Java言語を使えば,こんな面白いマルチメディア処理ができるということを実感できるようになりましょう.
カテゴリー: 2009

社会科・公民科教育法 II

年度 2009
科目名 社会科・公民科教育法 II
教員名 奥田 孝晴
授業概要 社会科・公民科教育法の学習成果をもとに、実際の授業をいかに構成し、展開していくのかを研究し、演習する。前者を「基礎理論編」とするならば、本講座は「応用実践編」とでも呼ぶべきものとなるだろう。社会科・公民科の全体構成における各単元の位置づけを確認し、学習意義を自らが消化したうえで、その内容をどのように中学生、高校生に教授し、学習成果を達成すべきかを、実際に指導案を作成し、模擬授業を行なっていく中で点検していくことが主な内容となる。
授業計画 社会科「公民分野」・公民科の全体構成と各単元の概説(1)
社会科「公民分野」・公民科の全体構成と各単元の概説(2)
社会科「公民分野」・公民科の全体構成と各単元の概説(3)
指導案研究-指導案の意義、目的、内容
幾つかの指導案を事例とした検討作業(1)
幾つかの指導案を事例とした検討作業(2)
グループによる指導案作成作業(1)
グループによる指導案作成作業(2)
グループによる指導案作成作業(3)
個人による指導案作成体験(1)
個人による指導案作成体験(2)
模擬授業による授業作りの体験(1)
模擬授業による授業作りの体験(2)
模擬授業による授業作りの体験(3)
まとめと総括
評価方法 出席、作成指導案、模擬授業などを総合的に評価する。
教科書
参考書
メッセージ 「習うより慣れよ」という諺があります。知識をいくら注入されても、それが自分の「身」にならない限り、それらを実際の場面や状況下で活用することは困難です。まずは、自らでトライすること、これが教育活動のもっとも効率的で、付加価値の高い行為でしょう。(もっとも、生徒への理解や愛情、そして豊富な知識の蓄積がないと成果は限定的で、時にはマイナスの効果をもたらすかもしれませんので、その点は注意を。)この講座では「失敗」がむしろ奨励されます。指導案作りに、模擬授業に果敢に挑戦し、大いに、そして大胆に失敗をしてください。古人いわく、「失敗は成功の母なり」と。自分自身も失敗ばかりしていた十余年の高校教師としての経験が、この講座では少しばかりは役に立つのかな・・・
カテゴリー: 2009

マーケティングリサーチ論

年度 2009
科目名 マーケティングリサーチ論
教員名 浅川 雅美
授業概要 現代のように市場が成熟化した社会において、企業は、消費者のニーズにあった商品を生産・販売することが必要です。これを可能にするためにはマーケティングリサーチ(市場調査)をすることが不可欠です。本講義では、マーケティングリサーチの手順と手法について解説し、実際に調査票を作成して調査を実施し、得られたデータを分析します。
授業計画 マーケティングリサーチについて
調査の手順について
調査票の作成方法について
調査の実践
調査票の作成
調査の実施
データ入力
データ分析
発表
レポート作成
*学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。
評価方法 毎回の出席を基本とし、授業中の活動を30%、レポートの成績を70%で評価する。ただし、レポートの成績評価の基準は以下のとおりとする。AA:形式に不備がなく内容が特に優れている、A:形式に不備がなく内容が優れている、B:形式に不備はないが内容に若干の難点がある、C:形式、内容ともに若干の難点がある、D:課題がこなせていない
教科書
参考書
メッセージ 調査を実施し、得られたデータを分析することは、とても面白い作業です。
カテゴリー: 2009

開発経済特論

年度 2009
科目名 開発経済特論
教員名 奥田 孝晴
授業概要 開発経済学の基本的課題は以下のようなものです。第三世界諸国は何ゆえに「低開発」なのか、どうしたらそうした状況から脱出できるのか、そのための理論的フレームにはどのようなものがあるのか、経済発展と社会変動の関係、そしてそれらと私たちとの「かかわり」につて。広く発展途上諸国の抱える問題に興味関心のある諸君、特に「この世の中の矛盾」に素朴な義憤をもつ心優しい諸君といろいろなテーマで語り合いたいと思っています。
授業計画 低開発とは何か:第三世界・その実態と背景
低開発諸国の様相:いわゆる人口爆発と人口の都市集中をめぐる問題の検討
発展途上諸国の農村構造分析
発展途上諸国の都市構造分析
ルイスモデルの緩用による都市・農村関係分析と工業化戦略
経済発展に関する理論的レビュー:ハロッド成長関数、内生的成長論、市場に友好的な介入論他(講義進度によって適宜調整する。)
第三世界とわたしたちの「かかわり」について
評価方法 内容は複雑多岐にわたる。講座での意見と「発表」を重視したい。各自にレジュメ作りとプレゼンを要求する。(レポート70%、プレゼン30%)なお、レポート課題部分についての成績評価基準は次のとおり。AA)内容が非常に優れており、題意に良く対応している。A)内容が優れており、題意に良く対応している。B)内容は標準で、題意に沿っている。C)内容は乏しいものの、題意には沿っている。D)内容が乏しく、題意が踏まえられていない。
教科書
参考書
メッセージ 飢えと貧困からの解放という目的に向かって叡智を結集し、その手立てを探るのが開発経済学の課題です。そのために、いろいろな試行錯誤が繰り返され、失敗例、成功例ともいろいろと蓄積されるようになってきました。できれば「低開発諸国」と呼ばれる国々をたずねた時、そこで感じるだろう疑問・矛盾を検証できるようなところまで、認識を深めるのがこの講座の目的です。
カテゴリー: 2009

ドイツ語 III

年度 2009
科目名 ドイツ語 III
教員名 越智 洋
授業概要 基礎的な学力を補充しつつ、これまで学んできたドイツ語の力を、さらに総合的に充実させることをめざします。加えて、各履修者の共通する興味にできるだけ即応するかたちで、関連性のある内容の教材をえらび継続させながら、ドイツ語を介してドイツ語圏の思想、文化あるいは歴史等に対する理解、そのきっかけとなるようなものを見出したいと思います。
授業計画 1.基礎的な文法事項の補充
2.発音への習熟
3.辞書使用上の諸注意
4.ビデオまたはDVDの視聴
5.ドイツ語教材(なるべく選ばれた当該分野での〈古典的な〉ものをまじえて)の読解を通じてのドイツ理解
(上の箇条は学期授業予定回数にこの比率で配分されるわけではありません)
評価方法 出席状況、授業での参加度ならびに課題の提出等の結果をみて、総合的に評価します。どれだけの興味をもって毎回の授業内容をこなせたか、少人数の授業となることが予想されるので、そのあたりも加味してていねいに評価したいと思います。
教科書
参考書
メッセージ 比較的少人数の授業となることが予想されます。担当者として毎年思い出深い充実したひとときを体験させてもらっています。今年度もお互いみんなで協力してたのしくやりましょう!
カテゴリー: 2009

情報化社会(K)

年度 2009
科目名 情報化社会(K)
教員名 岩本 純
授業概要 まず、今日我々が生きている情報化社会を、未来論であった1970年代まで遡り、社会論の系譜を検討する。次いで、情報技術が、企業の組織・階層構造や、そこで働く人々の仕事内容や働き方、働く意味等に、いかなる影響と変化を与えているかを考える。コンピュータの商用利用が始まってから、40年あまりが経過したが、工場労働(ブルーカラーの仕事)と異なって、オフィス労働(ホワイトカラーの仕事)への影響は、近年までその範囲が限定されてきた。1990年代に入って、ようやく小型機を軸とした分散処理方式が、高度化した情報通信技術と結合し、本格化の時期を迎えた。長期の景気低迷、国際的経済環境の変化、少子化・高齢化等による労働力構成の変化等とあいまって、オフィスの事務系業務の情報化が進展してきた。
授業計画 情報とは何か:情報の概念
情報化社会論の系譜
脱工業化社会論以前:産業社会論・大衆社会論
未来論としての情報化社会論
脱工業化社会論から情報化社会論へ
技術革新と情報技術
ビジネス・オートメーション
オフィス・オートメーション
エンジニアリング・エンジニア・テクニシャン
量的情報と質的情報
組織構造とその変化:組織・コミュニケーションの類型
階層構造とその変化:1.中間管理職
階層構造とその変化:2.人的資源管理と評価
多様な働き方(就業形態の多様化)
評価方法 授業中のミニテストおよび定期試験
教科書
参考書
メッセージ
カテゴリー: 2009

映画論

年度 2009
科目名 映画論
教員名 竹林 紀雄
授業概要 1895年12月28日に映画は誕生しました。リュミエール兄弟が発明したシネマトグラフです。20世紀は「映像の世紀」と言われますが、これは19世紀末に誕生した映画の歴史の出発点が20世紀の歴史の始まりとほぼ重なり、20世紀を通して唯一かつ最大の表象メディアとして存在し続け、時代の様々な様相を映し出してきたからです。同時に映画は様々な形態に派生しました。この授業では劇映画はもちろん、ドキュメンタリー映画や実験映画(アートとしての映画)など様々なジャンルの映画作品を参照(鑑賞)しながら、映画の基本的枠組み、特有な文法、さらに技法を考察し、あわせて作家(監督)の表現を読み取り、その背景や投げかけられたメッセージを理解する能力を養成します。
授業計画 映画前史(「動く映像」への挑戦)・劇映画のルーツ
1920年代のドイツ表現主義映画とアバンギャルド映画
ヌーヴェル・ヴァーグ(右岸派、左岸派)とアメリカン・ニューシネマ
映画・映像の多様性と新境地
実験映画の系譜 I (海外編)
実験映画の系譜 II (日本編)
ドキュメンタリー映画の系譜 I (海外編)
ドキュメンタリー映画の系譜 II (日本編)
作家研究(日本の映画監督) I
作家研究(日本の映画監督) II
作家研究(海外の映画監督) III
作家研究(海外の映画監督) IV
作家研究(海外の映画監督) V
映像表現における虚構と現実の境界とは
評価方法 期末の定期試験 (50%)と2~3回のリポート、小テスト(25%)で理解度を評価します。これに出席状況や授業態度(25%)の評価を加味して総合的に評価します。※講義中や参考上映中に、真面目に授業を受ける受講生の迷惑となる行為(おしゃべり、携帯電話やゲーム機の使用)があった場合は、注意するごとに減点(5%~30%)とします。
教科書
参考書
メッセージ 映画を体系的に学ぼうとする人に向けた映画史をベースにした授業です。授業で参考上映する映画は、最近のヒット作品や人気俳優が出演しているものではありません。映画を学ぶ上で欠かせない映画史に残る古典的作品がほとんどです。授業では、映画や映像作品の一部(シークエンス)の上映しかできません。授業で取り上げた作品は、各自で、レンタルビデオやDVDを活用して全編を観ることを奨めます。履修者が大人数になることが予想されますが、履修生は真摯な態度で授業に臨んでください。
カテゴリー: 2009

教育実地研究

年度 2009
科目名 教育実地研究
教員名 赤坂 雅裕
授業概要 教育実地研究年間指導計画に基づいて、その意義や心得、当該の高等学校における教育課程について学習します。また、各高等学校での実習に備えて指導案の作成、模擬授業の実施、生徒指導・進路指導の方法に関する演習等を実施していきます。さらに実習終了後において体験発表の機会を設けるなどして教職への理解と動機づけを深めます
授業計画 (1)教育実習の意義・心得・準備
(2)教育関係法規 【教育基本法・学校教育法・同施行規則・地方公務員法他】
(3)学校の組織と校務分掌
(4)教育課程I 【始業・終業~全体計画・年間指導計画他】
(5)教育課程II 【特別活動他】
(6)教育課程III 【総合的な学習他】
(7)生徒指導I 【青年期における個の理解と方法/集団の理解と方法】
(8)生徒指導II 【問題行動の理解と方法】
(9)生徒指導III 【高等学校における教育相談の意義と実際】
(10)進路指導 【進路指導の理論と実際】
(11)指導案の構成と作成の手順 【ねらい・実態把握・展開・評価・その他】
(12)指導案の作成 【教材の選定・教材の研究・その他】
(13)模擬授業の実施
(14)模擬授業の実施
(15)教育実習の体験発表
評価方法 毎回の出席を基本とし、授業中の活動を含めた出席点を40%、期末の試験成績を60%の割合で評価する。ただし、成績評価の基準は次のとおり。AA)形式に不備がなく内容に特筆すべき知見が盛り込まれている。A)形式に不備がなく出題意図に応じた内容である。B)形式は満たしているが内容がやや不足している。C)形式に若干不備があるか、内容にやや難点がある。D)形式、内容ともに課題を達成していない。
教科書
参考書
メッセージ 演習及び小筆記試験を実施しますので欠席しないことが大切です。実習校では一人前の教員として活動できるようにこの時間を通して鍛え上げます。教職を目指すことを前提に講義や演習を展開しますのでしっかり身につけてください。また、毎回配布する資料は教員採用試験を念頭に作成していますので予習と復習を怠らないように頑張ってください。
カテゴリー: 2009