--第二十話--

旅の終わりに --謝辞--

一時半を過ぎたロングビーチは静かだ。

歩いて帰る人はほとんどいないから、やや距離の離れた路上に車を止めた僕は一人で歩いた。やっぱり誰かと来たかった。
ショーがどんなに長くて、それ以上カフェで感動を話すことなく、まっすぐ帰ったとしても、そばに誰かがいればいいと思う。
一人じゃないとできないなあ、と思うことをしておいて、こんなことを思うのは旅のわがままだとは分かっていても。

まだ宿は取っていないから、モーテルを探さなくてはならない。なぜかリトルサイゴンに戻る気がしなかった。ロサンゼルス国際空港近くでモーテルを探した。周辺のマクドナルドに入った。土曜深夜のマクドナルドは酒のせいか、周囲の客も非常にギスギスしていて緊張を強いられた。一人身の不安はどこも同じだ。アメリカにいてもベトナムにいても日本にいても。お米を食べたくなった。今度、ベトナムに行くとしたらいつになるだろう。



「リトル・サイゴン"V-POP"探訪記」はこれでおしまいです。

  • 今回の探訪を実現させてくれたSan JoseのT氏に心より感謝申し上げます。

    および

  • アリーナでお世話になったD氏夫妻
  • ロングビーチでお世話になったT氏夫妻
  • V-POPについていろいろ教えてくださっているメコンセンターのM氏夫妻
  • 相談にのっていただいたアルバイトのH氏
  • V-POPについていろいろ情報交換してくれた料理店サイゴンのM氏
  • ベトナム語を教えていただいた先生のM氏夫妻
  • 見知らぬサンノゼとリトルサイゴンの人々
  • サンノゼ観光にかきたてたS氏
  • および旅行周辺でお世話になった全ての方々

    に感謝申し上げます。

    本紀行はNifty Serveのフォーラム「アオザイ倶楽部」にて、8月上旬に連載したものを加筆修正したものです。
    応援して下さった「アオザイ倶楽部」の皆様に、そして、ちょっとジャンル違いながら連載をさせていただいた「アオザイ倶楽部」に心より感謝申し上げます。

    非常に長々としてしまった旅行記になったしまったこともお詫び申し上げます。それでありながら、舌足らずでわがままで、V-POPおよび移民社会の深さにはとうていたどりつけていません。今後の課題にしたいと思います。

    ありがとうございました。
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    旅の終わりに --謝辞--


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