| 年度 | 2008 |
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| 科目名 | 国際社会と国際紛争 |
| 教員名 | 中村 恭一 |
| 授業概要 | 「言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救う」(国連憲章前文)ために創設された国連は、冷戦終結後もなお、国際紛争(民族紛争)の防止と平和構築の上で多くの課題を抱える。国際紛争の歴史、特に戦後国連がかかわってきた国際紛争とそれに対する国連の努力を概観し、国際紛争を防止し、調停する国連の能力を検証すると共に、現代の世界の紛争について自ら調査して発表する演習形式で行う。また自分の選んだテーマについては期末リポートにまとめる。こうした作業を通じて、国際社会が直面する国際紛争、国際平和、国際協力についての理解と調査発表方法の習得を目指す。 |
| 授業計画 | かつては国家主権を尊重することを基本として、国連や国際社会は国内紛争への介入を避けたが、冷戦終結後の世界では、普遍的な人権の尊重および人道的見地からの国際協力の重要性から、国内問題にもしばしば介入する。その結果、国際社会が関心を持つ紛争は実に多様化している。民族問題、宗教問題、人権問題、言語問題、貧困問題、資源問題、環境問題等々が紛争を招き、国際社会の介入が必要となっている。 講義の前半では、こうした国際社会と紛争の現状について、「国際連合の基礎知識」(世界の動き社刊)並びに「世界の紛争地図の読み方」(PHP文庫)を基礎テキストとして学ぶ。その中でも、人道的介入という言葉で説明される国際社会の行動や、平和構築、人間の安全保障などの新しい概念についても理解を図る。 講義の後半は、受講者がそれぞれ関心を持つ紛争地域あるいは問題地域を選び、それぞれの関心事について約1ヶ月から1ヵ月半の猶予期間において調べ、順次発表していく。それを下に受講者全員参加の討論を行う。すべての受講生は、自分の担当したテーマを期末リポートにまとめる。 春学期の「国際平和と国際協力」の授業で得た現代世界の理解がベースになる。このため同授業を受講していない国際紛争論の受講生は、国際社会並びに国連の基礎知識として、「国際連合の基礎知識」を十分に予習しておくこと。 国際紛争の理解と考察、あるいは世界の人々との討論においても英語力は欠かせない。また紛争を理解するためには、さまざまな英語の文献、情報に当たることも必須である。そのため英語力の訓練を授業の重要な一環とする。 なお第1回目の講義は授業の全体像をつかみ、自分の課題に取り組む準備を理解する上でも、絶対に欠かせない。正当なる理由なく第1回目の授業を欠席したものは、受講の意思なしとみなされる点に注意すること。 |
| 評価方法 | 日常的なテストと授業中の積極性および期末リポートなどの総合評価。出席も重視する。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 国際社会との交流ならびに国際社会での活動において英語力は不可欠。何はともあれ、英語による情報収集(知識の吸収)、コミュニケーションの能力をつける機会は国際学部学生の最大の特権と考えて、英語力の習得に励んでほしい。 |