| 年度 | 2008 |
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| 科目名 | 環境コミュニケーション特論B |
| 教員名 | 神長 唯 |
| 授業概要 | 約半世紀前に起きた「四大公害」が、企業が排出したさまざまな産業廃棄物によってもたらされたように、「ごみ問題」は今でも私たちの生活に深刻な影響を与えかねない環境問題の一つである。一方で、近年では地球温暖化をはじめ、地球環境問題という、非常にグローバルな環境問題がクローズアップされてきている。だが、この地球環境問題は、いわば各地で起きた地域環境問題の蓄積という側面も持っていることも事実である。そこで、地球環境問題と、私たちの生活により身近な印象がある地域環境問題とを結びつけるべく、そのリンクを「ごみ問題」から探りたい。 私たちが生活する上で出る一般廃棄物(生活ごみ)も、実は甚大な健康被害・環境破壊を起こしかねなかったり、その処理・処分施設をめぐって各地で多様な論争・紛争を引き起こしたりしている。 本講義では、国内外でこれまで発生した/発生している一般廃棄物・産業廃棄物をめぐる公害・環境問題発生のメカニズムを、環境社会学的な視点から理解を深めることを目指す。具体的なケーススタディも取り上げ、現代の「ごみ問題」を「生活者の視点」から再考察する。 |
| 授業計画 | イントロダクション:「ごみ問題」とはなにか 社会史的な観点からみたごみ問題(有史~戦前) 社会史的な観点からみたごみ問題(戦後~高度成長期) 社会史的な観点からみたごみ問題(現代) ケーススタディ:東京都日の出町① ケーススタディ:東京都日の出町② ケーススタディ:首都圏と産業廃棄物の広域移動① ケーススタディ:首都圏と産業廃棄物の広域移動② ケーススタディ:藤前干潟の保全と名古屋市のごみ問題 ケーススタディ:東アジアにおけるごみ問題 まとめ ※学期授業予定回数と必ず一致するものではない。 |
| 評価方法 | 平常点(60%)と期末レポート(40%)により総合的に評価する(履修人数によっては期末試験となる場合もある)。平常点とは、出席状況、講義中の態度、講義中に不定期に実施する小テストの回答等である。成績評価の基準はおおよそ次の通り。AA(小テスト・期末ともに講義内容、課題の出題意図・形式を理解しようとする努力が現れている、とくに優れた内容)、A(一定程度理解し、その努力が現れている内容)、B(一定程度理解していると思われるが、やや内容的に不足)、C(内容・形式ともに若干の難点あり)、D(総合的評価をした場合、評価条件が満たされていない) |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | (1)参考書はいずれもソフトカバーで比較的手に取りやすい。(2)このほか、講義中に適宜紹介するので各自の関心に応じて読んでみることをおすすめする。(3)講義中に何回かビデオ鑑賞を予定している。小テストは講義中、ビデオの感想等を書いてもらうだけではなく「これはどうなんだろう?」などと、自分の体験に引きつけて環境問題をより深く考えるきっかけになればと思っている。(4)講義を欠席した場合、次回出席時に必ず休んだ分の配付資料を手に入れること。(5)講義中の私語、飲食は厳禁。 |