卒業研究

年度 2008
科目名 卒業研究
教員名 真鍋 龍太郎
授業概要 情報システムというものは,それを企画する前に存在している問題点を解決し,新たな事柄を実施するために設計し構築される.問題解決の精神が薄弱であるところで作った情報システムは,十分に利用されないし,効果は上がらず,成功したとはいえない.ORや情報システムを勉強して来た人たちは,常にこの考え方を持って周辺を見ていると,いろいろ気がつくことがあるし取り上げたい問題も見つかる.それを発展させて,卒業研究をしてもらう.「ゼミナールIII」のシラバスも参照のこと.
授業計画 ゼミナールIIIの段階で,テーマを決定し,卒業研究を進める計画を作成し,既に研究は始まっている筈である.これを基に,進捗をチェックしながら,進める.
ゼミ生全員が,他のゼミ生の研究経過の報告を聞いて理解に努め,質疑応答をする.これにより,自分の研究に自分とは違った見方の意見を聞くことになり,新たな展開ができる.
時間割に定められた時間のほかに,進捗に応じて適宜指導するし,互いに発表したり,質疑を繰り返して進行する.
研究の結果は,最終レポートの形にして,1月の第1回のときに提出すること.さらに,1月の2回目の日に,成果を口頭で発表する.
最終レポートは,全員のものを集め,そのほかのゼミナールの資料,写真とともに卒業記念としてCD-ROMに焼いて全員の手元に残す.
評価方法 どのようにしてどんなテーマを選んだか,どのような疑問(Researach questions) から始まったか,どの程度自分で調べて,考えているか,どの程度突っ込んで考察しているか,どのように計画し仕事を進めているかで評価する.最終レポート(通称卒論)の出来栄えも大事だが,研究のプロセスを重視する.
教科書
参考書
メッセージ セミナールIIIまで来ても,半年後の卒業のためには,単位数を揃えることに必死にならざるを得ない学生には,卒研を履修することは遠慮してもらっています.