| 年度 | 2008 |
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| 科目名 | 社会学特殊講義B |
| 教員名 | 日吉 昭彦 |
| 授業概要 | この授業は、社会学的なコミュニティの概念や理論をふまえて、コミュニティを存立させる一要素としてのメディアの社会的機能について考察するものです。 事例として、よりローカルなエリアを基盤として成立している「地域メディア」と、よりグローバルなエリアを基盤として成立している「エスニック・メディア」を取り上げます。基盤となるエリアは異なっても、両者ともに「コミュニティ・メディア」と呼ばれているものです。 コミュニティに関する基礎知識を応用して、地域社会とメディアの相互の成立過程を理解することが一つの目標です。また、社会学的なコミュニティ研究の方法についても、授業を通じて学ぶことができるでしょう。市民的な社会を築きあげていく担い手について学び、受講者自身も実践的に地域社会に関与できるような姿勢を身に付けることも合わせて目標とします。 |
| 授業計画 | A. コミュニティとメディアの理論 コミュニティの定義とその理論の展開 コミュニティとアソシエーション アソシエーションとしてのメディアの社会的機能 コミュニティ・リーダーとコミュニティ・メディアの担い手 B. 「地域メディア」とコミュニティ 日本における地域メディアの展開 地域情報化と多チャンネル化 コミュニティ放送の成立過程と現在 インターネット・コミュニティ C. 日本の国際化とエスニック・メディア 日本の内なる国際化とコミュニケーション エスニック・メディアとエスニック・コミュニティ 多文化との共生とエスニック・メディア 国境を越えるコミュニティとグローバル化 まとめ:コミュニティとメディアの将来 |
| 評価方法 | 授業への出席やリアクション・ペーパーなどを総合した平常点を30%、期末に行う課題レポートを70%の割合で評価します。成績評価の規準は、授業への積極的な参加を前提に、AA)授業内容の理解と独創性を合わせ持ち、出題意図に則した論述となっている、A)授業内容を理解し、出題意図に則した論述となっている、B)授業内容の理解あるいは論述の仕方などでやや不足がある、C)授業内容の理解と論述の仕方などで難点がある、D)課題がこなせていない、とします。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 市報や区報のような広報メディアを手に取ったり、フリーペーパーを持って街を歩いたり、地域のコミュニティFMを聞いてみるなど、コミュニティ・メディアに積極的に触れてみることも、学習の一つです。授業を通じて、フィールドと教室を、そして、地域と地域をつなぐのも、受講生のみなさんに期待したいことの一つです。 |