| 年度 | 2002 |
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| 科目名 | 言語表現 |
| 教員名 | 稲垣 吉彦 |
| 授業概要 | 現代、というこの時代はすぐれて言語表現の時代である。諸君が学窓を出て職に就いたときそれが広報業務であれ営業活動であれ言語表現なしには済まされない。 そこでこの講義では、マスコミの言語表現を素材として、いかにすれば効果的な言語表現がなしうるかの模索を以て第一の目的としたい。これを逆から言うとすると、言語表現の視点からみたマスコミ、といった講義内容になる。言語に関心のある諸君、マスコミに関心のある諸君の受講を期待するが、時間中指名することがしばしばあるので承知してほしい。 さて、法律に法律用語があり法律文章があるように、マスコミにはマスコミの用語がありマスコミの文章がある。マスコミの用語・文章は マスコミの目指す目的に添って選択すべきなのは当然だ。それは法律の文章がすべての人に等しくかつ正しく解釈されるように、厳密性を尊重するように。マスコミの場合はというと、その言語表現は、まず読者・視聴者の目をとめさせ、関心を持ってもらい、読み、聞きしてもらい、その内容をすみやかに、かつ誤りなく理解してもらうようでなければならない。 「関心」といったが、まことに関心こそはコミュニケーション会誌のカギであって、伝え手としてはつねに相手の関心を惹くようにつとめなければならない。関心があればこそ、相手は理解しようとし、やがて納得、行動へと進む。このへんは広報、営業などの表現活動に共通している。目をとめさせ、関心を呼ぶために、新聞は見出し表現に凝り、広告はキャッチフレーズ作りに勝負をかける。実際、新聞の見出しの巧拙は閲読率を大きく左右するのだ。見出しは作り手と読み手が最初に切り結ぶ接点なのだ。 すみやかに、誤りなく理解してもらえるような表現、これも言うは易く行うは難しである。だれだって文字を読むのはシンドイことで、これをラクに読めるように細工しなければならない。 こういったぐあいに、マスコミの言語表現を例にあげながら言語表現一般について考えていこうというのがこの授業である。 |
| 授業計画 | 大宅壮一のレトリック-比喩表現を中心に 談話取材とその文章化における問題点 報道文章の歪み-一部の強調と隠蔽 「支店長はなぜ自殺したか」の教訓 新聞文章と包装文章-書きことばと話しことば 報道文章の構成-起承転結型から逆三角型へ 表現の類型化、いわゆる紋切り型、常套表現 客観表現の歩み 発表ものと予定原稿 専門用語解きほぐしの技法 見出しのはたらき 週刊誌、月刊誌の見出し、放送番組のタイトル 流行論、流行語論 キャスターの技法 トークの技法 放送言語における情景再現力とは |
| 評価方法 | 出席・宿題・試験の「3S」による。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 将来マスコミ関連産業への就職を希望する諸君をとくに歓迎する。 |