文学のたのしみ

年度 2007
科目名 文学のたのしみ
教員名 野地 安伯
授業概要 近・現代に作られた短歌と俳句の中から、名歌・名句として定評のある作品を中心に、その解釈と鑑賞を行う。
短歌・俳句とも、すぐれた作者ごとにまとまった数の作品を取り上げて紹介し、それらを通して、わが国の伝統ある文芸形式に親しみ、文学をたのしむ心をはぐくんでいきたい。
授業計画 短歌と俳句を、それぞれ7回ほど扱う。
<短歌>
①与謝野鉄幹、正岡子規らの短歌革新運動に関わった歌人たちの作品を味わう。
②大正・昭和期の歌人(斎藤茂吉、北原白秋、吉井勇ら)の作品を味わう。
③戦後の歌人(木俣修、宮柊二、近藤芳美、佐藤佐太郎ら)の作品を味わう。
<俳句>
①正岡子規の俳句革新運動を概説する。
②大正・昭和期の俳人(高浜虚子、水原秋櫻子、山口誓子ら)の作品を味わう。
③戦後の俳人(加藤楸邨、皆吉爽雨、石田波郷ら)の作品を味わう。
評価方法 ①.出席状況 ②.定期試験の結果。①、②によって評価する。
教科書
参考書
メッセージ 皆さんはこれまで、短歌や俳句について、あまり多くは学んでいないでしょう。また、表現の仕方が古文のようで、何となく手が出しにくいところがありませんか。
確かに、この二つの文芸は古典文法による定型を基本としていますので、古文や文法が得意でない人にとって、そこが障害になっているようです。
しかし、短歌は31字、俳句は17字と、いずれも短い形式ですから、読解の「こつ」さえつかめばそれほどむずかしいものではないのです。その作品のどこを押さえれば理解できるか、それを授業の中でお話しするつもりです。
短歌も俳句も短い表現の中に、実に深い奥行きがあり、日本語の美しさが凝縮されているといえましょう。恋、旅、自然、社会、人生を、この授業で取り上げる作品によって、じっくり味わってほしいのです。週に1回、半年間、日本独自の文学を楽しんでください。