年度 | 2007 |
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科目名 | 歴史学 |
教員名 | 尾崎 修治 |
授業概要 | ヨーロッパ社会のなかでキリスト教が重要な役割をもつことは周知の事実です。近代社会の出現とともに「脱宗教化」が進み、教会のもっていた地位や権威が揺らいでいったとはいえ、それでも今なお、キリスト教が、ヨーロッパの人々の思考やモラルを根底で支え、政治や社会、文化に影響を与えていることをみてとることができます。キリスト教と教会を軸に、現代までの歴史の流れをみることを通じて、人間と社会にとって宗教のもつ意味とは何かを考えたいと思います。 |
授業計画 | キリスト教の成立 ローマ帝国におけるキリスト教 西欧中世のキリスト教①:ローマ・カトリック教会の成立 西欧中世のキリスト教②:村の教会 西欧中世のキリスト教③:民衆の信仰 宗教改革①:西欧教会の分裂とその背景 宗教改革②:改革の思想(ルターとカルヴァン) ピューリタンの革命 フランス革命における「非キリスト教化」運動 近代世界におけるローマ教皇 ナチ体制下の教会 現代国家と教会 |
評価方法 | 学期末には試験をおこない、通常の授業への取り組み、出席状況なども考慮にいれて評価します。学期中、授業の節目に授業のまとめや感想を書いてもらいます。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 歴史とは、時間を超えた「異文化」との出会いではないかと思います。それを知ることで、自分のなかで当たり前だったことが崩れるという面白さがあります。それは今の世界への新しい理解にもつながっていきます。興味のひかれるテーマが見つかったら、授業であげる参考文献などを積極的に読んでみてください。 |