文学

年度 2007
科目名 文学
教員名 小林 千草
授業概要 個々のことばが表現という行為を通じて、一つの文学作品に結晶していく。その過程を、自ら作家活動をする者としての内省を含む分析を通じて把握し、人間にとって文学とは何か、ことばとは何かを探求する。また、世界無形文化遺産となった「能」に描かれた女性を手がかりにして、日本女性史(文学が女性をどう描いてきたか、その虚と実をはかる)を概観したい。女性史は、同時に「生命」(いのち)と「愛」の歴史でもある。男性にとっても無縁ではない。なお、「生命」(いのち)は、自然との共生によってつちかわれている。したがって、「人」(ひと)と自然の共生史という点にも、眼を向けることになろう。また、「能」を古典芸能として遠くにおしやるのではなく、室町時代の「現代劇」であったという一面も伝え、普遍的なるものへの”まなざし”を大切にしたい。
授業計画 講義ガイダンス ○文学とはなにか-先入観と限界を越えて ○テキスト・参考書などの紹介
自己の文学体験をふりかえり、他人の文学体験・文学観を聞こう(Ⅰ)-グループディスカッションを導入することもある。○テキスト導入Ⅰ
自己の文学体験をふりかえり、他人の文学体験・文学観を聞こう(Ⅱ)-グループディスカッションを導入することもある。○テキスト導入Ⅱ
湘南・鎌倉・横浜の文学風土に親しむ(Ⅰ)-地図上の文学散歩 ○テキスト導入Ⅲ
湘南・鎌倉・横浜の文学風土に親しむ(Ⅱ)-地図上の文学散歩 ○テキスト導入Ⅳ
文学の領域を自由にはばたこう-諸ジャンルへの実践と鑑賞(文学と芸能の接点をテキストより考える)
日本女性史概観
テキストを「女性」「母性」をキーワードとしてよむ(Ⅰ)
テキストを「女性」「母性」をキーワードとしてよむ(Ⅱ)
テキストを「女性」「母性」をキーワードとしてよむ(Ⅲ)
テキストを「生命」(生まれる・生きぬく・死ぬ)をキーワードとしてよむ(Ⅰ)
テキストを「生命」(生まれる・生きぬく・死ぬ)をキーワードとしてよむ(Ⅱ)
テキストを「人」と自然との共生という観点からよむ
まとめーあなたにとって、文学は何であろうとするのか-将来への展望と自己評価
※流れのなかで、ビデオ・録音テープを利用することもある。また、現在の映像文化(絵画・写真・漫画を含む)は、いかに女性や生命(いのち)を描いているかについての分析的考察を、課題に課することもある。
評価方法 出欠票の代わりに、アンケート・質問に答える形でのミニレポートを実施し、その積みかさねを、定期試験と合わせて総合的に判断して評価する。やむをえず欠席した者は、自主レポートの提出が望ましい。また、テーマを深めるために小課題を課することがあるが、逐次、総合評価に組み込まれていくので、努力はむくわれることになる。
教科書
参考書
メッセージ 文学を理解する第一条件は、柔軟な感性です。感動する心を忘れないで教室にのぞんで下さい。過去の知識や成績は、二次的なもの。新たな第一歩を踏み出しましょう。テキスト 開講時に指示する。また、適宜プリントも配付する。参考書 授業の流れの中で紹介するが、図書館の文庫コーナーで多くの作家やエッセイに親しんでおくこと。