| 年度 | 2006 |
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| 科目名 | 現代経済政策 |
| 教員名 | 新田 義修 |
| 授業概要 | 本講義では,現代経済政策を農業経済学・農業経営学の視点から講義いたします。 日本経済の発展は,高度成長期を経て現在に至ります。この間,農業問題は,国民の食糧をいかに確保するかという「食糧問題」から,農業と他産業との資源配分調整問題(「農業調整問題」)へと変化しました。この問題を前半は農業経済学の視点から講義いたします。 さらに,後半は,現在日本の農業が直面している課題が,いかなる過程を経て現在に至るのかを農業経営学の視点から,講義をいたします。具体的には,農業の発展論理と現状分析,経営問題打開の論理と方向について講義を行い,農業経営主体(農家)の経営のあり方がいかなる機能の基に成り立つのかを示します。 以上の講義内容の理解を深めるために,新聞の経済記事を読み,活用できるようにすることを具体的目標とします。なお,本講義では,最終的に受講者が,経済現象を農業経済学・農業経営学の視点でどのように捉えることができるのかを考えるきっかけになることを最終目標にしております。 |
| 授業計画 | 第1回 第 1・2講 オリエンテーション,現代世界の農業問題 第2回 第 3・4講 食糧問題の理論・経済発展モデルと食糧問題 第3回 第 5・6講 農業成長と食糧問題の克服・米作技術の開発と普及 第4回 第 7・8講 経済発展と農業問題の地位・農業政策の変質 第5回 第 9・10講 農業保護の構造:農業保護の諸手段・農業保護の国際比較 第6回 第11・12講 農業構造の変革・農家の階層分解 第7回 第13・14講 中間試験・解説 第8回 第15・16講 生産力発展と農業経営の構造・土地利用の展開と経済構造 第9回 第17・18講 経営展開と資本投下・経営展開と市場対応 第10回 第19・20講 個別農家の存立構造と生産組織化・農業経営構造と「経営問題」 第11回 第21・22講 農業経営の規模問題:農家労働力問題 第12回 第23・24講 農家負債問題・農業災害問題 第13回 第25・26講 経済変動と経営展開・農業経営主体のあり方 |
| 評価方法 | 中間試験,期中レポート・小試験,期末試験 (60%)と出席率 (40%) で判断します。 試験は,テキストの内容への理解度,特に農業経済学・農業経営学の視点が理解されているのかを判断基準といたします。なお,テキストを以下のように示しましたが,内容は適宜参考とします。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 国際学部2期生です。現代経済政策の講義担当者として久しぶりに文教大学に戻って参りました。国際学部→農学部(開発経済論,農業経営学)と進み,途上国と先進国の農業経済に注目し,研究を続けて参りました。 20世紀の食糧問題による貧困問題は,IRRI (国際稲研究所)やCYMIT(国際とうもろこし・小麦改良センター)のような国際研究機関(CGIAR)による先進国から途上国への技術の移転により大幅に緩和されました。そして,日本はこれら機関への有力なドナーであるだけではなく,技術援助も積極的に行ってきました。私は,特別研究員(Japan-CGIAR Fellow 2005-2006)としてIRRIに滞在し,そうした貢献の結果を調査してきました。 本講義では,知識を得るだけではなく,それを自分の視点でどのように捉え,どう表現するのかを共に「磨いて」いきたいと考えております。誰もが持っている良いところを一緒に伸ばしていきましょう。 |