| 年度 | 2006 |
|---|---|
| 科目名 | 情報表現・マンガ表現 |
| 教員名 | 竹宮 惠子 |
| 授業概要 | 【1日目】 この授業では、マンガの「言葉」とは何か、ということを講義します。そしてマンガ家の使う道具はどんなもので、どんな役に立つのかを実際の道具を見ながら手仕事の世界について考えてください。 午後からは、実際に原稿用紙に線を引いてもらいます。ペンに墨汁をつけて線を引く、円を描く。次に定規を使って線を引きます。たかがこれだけのことですが、どれほど注意が必要で難しいかを知ってもらうこと、それが目的です。 まっすぐ同じ太さで安定的な定規線が引けたら、今度はそれを「コマ」という形にします。縦に4コマ同じ大きさのコマを並べると4コママンガの外形が出来ます。その中にいろいろな効果線を描きいれ、一コマには人物も描き込んでみましょう。 それを実習しながら、CMのビデオを見てもらいます。 この集中講義の最終目標はCMを4コママンガとして描くことです。 制作するCMはビデオの中にあるものでなくとも構いません。自分のよく知っているCMを家でチェックしてきて描いてもOKです。 【2日目】 午前中はどういう点をマンガ家は注意しているか、どのくらい描ければアシスタントレベルかなどの講義をします。 午後はいよいよ昨日見せたCMや自分の知っているCMからマンガを作っていきます。 キャラクターを4コママンガに合わせて、バランスをよくする。頭身の変え方。 4コマの中に情報をまとめるには、何を略して何を残すか。 いちばん見せたいシーンはどれか。描かなくてもわかることは何か。 切り取り方によって見え方は全く違ってくること。 描かなければならないものについて調べる。モノの描き方。 構図を工夫すれば言いたいことが伝わりやすい。 人に伝わっているかどうか、読んでみてもらう。 【3日目】 午前午後を通して、最後の仕上げに入ります。 スピードは人それぞれ。無理をしないで、ペン入れまで出来なくても構わないので、きちんと4コママンガを作りましょう。 午後3時までが制作時間です。途中まででも構いませんから、全員提出をしてください。全員が提出し終わったら、合評をして、この集中講義を終わります。 出来るだけ多くの学生の作品評をしたいと思いますので、是非制作を頑張ってください。 |
| 授業計画 | 【1日目】 講義:マンガの「言葉」とは何か 練習課題:「線を引く」「コマを作って線を引く」 4コママンガと起承転結 CM4コマに見る良い例悪い例 表情、動線、オノマトペをどう使う? 体験___ペンと墨汁、定規を使って枠線を引く 効果線___組みあわせでどんな表現ができるか CM4コマの描き方___起・承・転・結、そしてどの場面を採るか キャラクターに会話をさせる___ストーリーマンガへの第一歩 宿題…CMを題材に4コママンガを描く。出来るだけ起承転結を感じるものを選ぶ事。 ペンを入れずに鉛筆で下書きまで描いてくる。2日目の最初に提出。 【第2日】 描いてきたCM4コマを合評しながら直すべきポイント、どう書き直すかを考える。 「伝えよう」とする心が絵に「存在感」を持たせること うまく伝わることの大切さ___ストーリーマンガの命 既成作品から見て取れる、作者の努力と工夫について 読み取り能力(リテラシー)」と「読み取らせ」技術 「気づかせる」親切と引き込みの技術の微妙な関係 【第3日】 CM4コマの完成 午後3時までを制作時間とし、全員提出を目指す。 午後4時から全員の作品を合評 3日目の実習で試した「自分なりの表現」を検証 疑問に対する質疑、応答 途中でも構わないから、この時間の終わりには各自作品を提出すること |
| 評価方法 | 練習課題提出で30%、出席で40%、最終日の作品提出で30% |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | この科目は、実際にマンガを描いてみようとする気持ちがある学生に向く。また「表現」としてのマンガを知りたい人に。マンガ表現をしようとする者がどんなことを身につけていくべきか、実際のマンガにはどんな工夫がされていて、どんな効果を上げているかなど、読んではいるが気づいていない、マンガの「読み取らせ」技術などを知る。 |