デジタル映像論

年度 2006
科目名 デジタル映像論
教員名 高島 秀之
授業概要 現在の情報革命を『第3の波』と呼んで到来を予見した未来学者アルビン・トフラーは、かつてNHKのインタビューに応えて、「例えばイスラエルがメッカを攻撃するという虚構の映像をデジタルで制作し、衛星を介して世界に送ることは可能である。そして世界がそれを信じないという保証はない」と将来のデジタル映像による特殊効果を使った技術でプロパガンダが行われる可能性を指摘した。 デジタル映像は非現実を現実に変える。20世紀末、テレビがコンピュータと結合してデジタル放送が始まった。デジタル映像がブロードバンド回線で配信され、コンピュータ画面がテレビとなる一方、テレビ画面にパソコンが内蔵される時代。いったい何が起きようとしているのだろうか? 氾濫し始めたでデジタル映像は社会や人々の生活をどう変えてしままうのだろうか? テレビの登場から現在まで史的視点を踏まえ、世紀を超えて映像を検証し、21世紀のデジタル時代の情報メデイアとしての映像論を展開をする。
特に注意すべきこと。授業の定員を30名以内とする。オーバーした場合、広報学科生
を優先する。校外実習を行う。東京の最新のメディアラボを使って終日の講義を三回行うので、その日は必ず出席のこと。凸版印刷、サンヨー電機、松下電機産業、メディア教育開発センターのマルチメディアラボを予定しているが、日程は未定である。この三回の校外実習は各三回計九回分の授業に当たるものである。
授業計画 ふたつの世紀(19世紀末の電気メディアと20世紀末のデジタルメディア)
テレビの登場(3方式のテレビ技術)
テレビ映像が獲得した同時性(CNN-24時間ニュース)
21世紀の映像(アル・ジャジーラ)
情報メディアと異文化理解(『ハングル講座』をめぐって)
デジタル映像とコミュニケーション・ギャップ(ふたつの「フォーチュン」)
映像のデジタル化(双方向のインターネットテレビ)
メディア・ビッグバンとドットコム社会の到来(全国をブロードバンド化)
バーチャルリアリティ(テレ・イグジステンス)
放送・映画とコンピュータ・グラフィックス(モーション・キャプチャ)
21世紀の仮想現実(バーチャル・アイドル、5万人の住むサイバーシティ)
デジタルアーカイビングの動向Ⅰ(ポール・ゲッティ・ミュージアム)
デジタルアーカイビングの動向Ⅱ(国立西洋美術館のデジタルギャラリー)
映像と聴覚障害者(デジタル技術による聴覚障害者への情報補償)
まとめ(情報メディアとしての映像論)
評価方法 レポート作成と小テストを行う予定
教科書
参考書
メッセージ