文学

年度 2005
科目名 文学
教員名 岡野 雅雄
授業概要 この科目では、文学理論について概観した後、「物語」をキーワードとして、文学表現について理解を深めてゆきたい。 材料としては、ヨーロッパと日本の民話を予定している。単に分析するだけではなく、生きた創作心理との関わりをさぐってゆきたい。
授業計画 文学と物語–「文学」の中での物語論・民話論の位置づけ
民話とは何か–民話への関心、グリム以降の発展、様々なアプローチ
ストーリーの構造(1)–タイプ分類
ストーリーの構造(2)–プロップの理論;
ストーリーの構造(3)–ロダーリのカード;グレマスの物語分析
物語の登場人物(1)–登場人物の基本的なタイプについて
物語の登場人物(2)–ドラマにおける登場人物(スーリオ『二十万の演劇状況』の理論); 行為項モデル
物語の様式(1)--独特の語り口: 物語への文芸学的アプローチ:リュティ理論の紹介
物語の様式(2)--物語の「物語らしさ」とは: リュティ理論の紹介の続き
物語の心理(1)--深層心理学によるアプローチ
物語の心理(2)--「物語文法」によるアプローチ他
現代文化の中の物語--ポピュラーフィクションや大衆文化の中の物語
まとめ
評価方法 中間レポートと学期末のテストにより評価する。中間レポートにはレポート管理システムを使用する。
教科書  ミシェル・シモンセン『フランスの民話』白水社クセジュ文庫
参考書
メッセージ 「物語」あるいは「むかしばなし」という親しみやすい素材を扱いますが、文学や心理学など、いろいろな分野から出された理論はかなり抽象的ですので、各段階を確実に踏んでいってください。