システム設計

年度 2005
科目名 システム設計
教員名 石井 信明
授業概要 この授業ではシステムのモデルを想定し、このシステムを設計/開発する方法を学習する。1)システム設計のライフサイクル、設計した内容を図や表を活用して表現する方法、各種システム開発技法のあらまし。2)プログラム設計ではここで行う作業内容をはじめとして、プログラム作成と利用するプログラミング言語の選び方、プログラムのモジュール化の方法、良いプログラムと悪いプログラムの見分け方やプログラムを単体でテストする場合に利用できる方法について学習する。3)ソフトウエア開発の失敗に原因にソースプログラムの管理がある。この管理を行うために用意されているSCMツールについて学習を行う。4)プログラムの単体テストに始まり、結合テスト、システム・テストで行う作業内容について学習をおこない、テストの難しさを体験する。5)システムの開発には多くの作業があり、多くの人が長い間作業を行う。このためにプロジェクトの管理が重要になってくる。この管理を行う方法について学習する。6)システムは設置して運用が始まればそれで作業が終了と言うわけではなく、新しい作業が開始される。システムの機能の変更やこれの拡張というシステムの保守の仕事がある。このほかにも、システムを運用する人、データを管理する人、システムの安全性をチェックする人、システムの内容が間違っていないかシステムを監査する人など色々な職種人が働いているということを学習する。
授業計画 システム化の基礎知識とシステム化を取り巻く人々と産業
・システム化に必要な知識
・システム化を取り巻く人々と産業
システム設計のライフサイクルと開発技法の概要
・システム設計のライフサイクル
・システム設計の技法
情報システム設計演習: 基本設計書の作成
プログラム設計、テスト工程の概要と技法
・プログラム設計の概要と技法
・テスト工程の概要と技法
情報システム設計演習: テスト計画の立案
ソフトウエア構成管理の概要
システム開発のプロジェクトマネジメント
情報システム設計演習: プロジェクト計画の立案
システム運用・保守管理のあり方
評価方法 演習の都度提出するレポートと定期試験の結果を総合的に評価する。場合により、個別の面接により、理解度を評価する。
教科書
参考書
メッセージ 本格的なシステム開発では、多くの様々な人々、企業がプロジェクトチームの一員として参画します。そのためシステム設計で重要な点は、明確な目標に基づき、管理された状況で分りやすい設計を行うことです。本科目により、実際のシステムの設計の重要性と課題を理解し、成功するシステム設計のあり方について普段から意識を持ってもらえればと良いと考えます。