文学のたのしみ

年度 2005
科目名 文学のたのしみ
教員名 野地 安伯
授業概要 日本人は昔から短歌という表現形式によって、心のうちを歌い上げてきました。その世界は四季折々の自然の美しさ、恋の思い、夫婦愛、親子の情、死者への哀悼の念など、実に幅広いものです。とりわけ、明治・大正・昭和にかけて輩出した歌人たちの名歌は、今日なお色褪せることがありません。「文学のたのしみ」として、本講座では、近代短歌の秀作の数々を味わいます。明星派やアララギ派をはじめ、各流派の代表的歌人たちの生涯にも触れていきます。テキストのほかに補助資料プリントを多く用います。
授業計画 明治初期の短歌界の概説
与謝野鉄幹と正岡子規による革新運動の解説
明星派の歌人とその作品の解説・鑑賞
与謝野晶子・吉井勇・北原白秋・石川啄木
アララギ派の歌人とその作品の解説・鑑賞
伊藤左千夫・長塚節・島木赤彦・斎藤茂吉
自然主義の歌人とその作品の解説・鑑賞
尾上柴舟・前田夕暮・若山牧水
古典派(竹柏会系)の歌人とその作品の解説・鑑賞
佐佐木信綱・木下利玄
象徴派の歌人とその作品の解説・鑑賞
太田水穂
評価方法 1.試験
2.鑑賞文などの提出物
3.出欠席の状況
上記3点を総合して評価する。
教科書
参考書
メッセージ 中学校・高等学校を通して、短歌の鑑賞の時間はそれほど多くなかったかもしれませんが、皆さんは今、この短い形式の文学に接するにふさわしい年齢に達したといえます。授業で扱う作品を時には声に出して読み、その響きの美しさを味わってほしいものです。本講座を受講しながら、短歌に親しむ心を育てていってください。