環境情報論A

年度 2005
科目名 環境情報論A
教員名 藤井 美文
授業概要 環境情報論Aでは、広く、生産や消費、あるいは公的な活動によって生じる人為的なリスクをめぐる社会の管理のありかたを考える。従来政府を中心に管理されてきた人的リスクも、複雑さを増す現代社会においては地球温暖化、BSE(狂牛病)、迷惑施設(焼却炉建設や埋立地建設)の立地問題に見られるように、行政の管理能力を超えたり、科学技術(者)のみでは解決できなかったり、さらには社会構成員の合意形成が主要な問題解決のテーマであったりするケースが増大してきている。本授業では、汚染あるいは危険物質によって、あるいは消費者行動自体によって影響を受ける環境、などの環境情報の存在を理解するとともに、専門的知識を要する環境リスクの管理のあり方を意思決定問題として学ぶ。
授業計画 授業のねらいと授業計画
環境問題をめぐる意思決定の歴史
環境アセスメント(1) 成立の背景
環境アセスメント(2) 仕組みに見る市民参加と情報公開
その後の環境管理の仕組みと課題(1)
リスクアセスメントとライフサイクル・アセスメント
その後の環境管理の仕組みと課題(2)
米国スーパーファンド法やデンマークのコンセンサス会議
環境情報(1) 環境情報とコミュニケーションの手段
環境情報(2) 環境ラベルとISO14000
環境情報(3) 企業の環境情報と企業の環境戦略
環境情報(4) 行政の環境情報と行政課題
環境情報(5) 市民、NGOと環境情報
環境コミュニケーションと民主主義
評価方法 出席回数、試験、授業中の発表などを考慮する
教科書
参考書
メッセージ 現代の環境問題は従来の行政主導で規制的措置を中心とした政策の有効性を薄め、新たな仕組みを求めている。本授業では、環境問題に対する市民参加と情報公開の新しい仕組みのあり方を考える機会としたい。意欲にあふれた学生の授業への「参加」を期待する。