ジャーナリズムと英語A

年度 2005
科目名 ジャーナリズムと英語A
教員名 水野 剛也
授業概要 本講には2つの大きな目的がある。1つは、様々な時事問題を扱った英文を通して、今日的な英文読解の能力を磨くことである。具体的には、最近注目を集めている話題や社会で問題となっている題材を広く集めたテキスト(English in the Media 2005)を読む。テキストが扱うトピックは、政治、社会、経済、文化、言語、教育、生活、娯楽、スポーツ、芸能など、多岐にわたる。 もう1つの目的は、ジャーナリズム論の観点から、時事的な問題を報道するに当たって現代の報道機関がどのような報道指針を採用しているかを学ぶことである。具体的には、アメリカの通信社APのスタイル・マニュアル(The Associated Press Stylebook and Briefing on Media Law)を使って、人種、宗教、ジェンダー、身体障害、性的嗜好などに関する報道に際して、どのような用語や表現や報道の仕方が適切と考えられているのかを学ぶ。 言い換えれば、第1の目的は「何が書かれているか=内容・表出されたメッセージ」を理解する訓練であり、第2の目的は「どうしてそう書かれているのか=意味・背景」を探る訓練である。 本講の受講者には、単に「第2言語としての英語」を勉強するという態度以上に、「第2言語としての英語を通してジャーナリズム論を学ぶ」という意欲を強く求める。 春学期の「A」では各テキストの前半を、秋学期の「B」では後半をカバーする。「A」と「B」を連続して受講する必要は必ずしもない。
授業計画 English in the Media 2005を1ユニットずつ講読すると同時に、The Associated Press Stylebook and Briefing on Media Lawをアルファベット順に読んでいく。その週で扱うユニット・章を予習しておくことはもちろん、それに加えて自分自身のコメントや追加的に調べたことについて質問し、発表する。
加えて、The Associated Press Stylebook and Briefing on Media Lawを基にしたレポート(2ページ程度)1本を提出し、最終回でEnglish in the Media 2005を基にした試験を行う。
評価方法 授業中の質疑・発表を70%、残りの30%をレポートと試験からの評価とする。自発的かつ積極的な授業参加が重要なので、単に出席するだけで単位を与えることはない。
教科書
参考書
メッセージ 外国語の習得は、才能や要領ではなく、何よりも根気と努力の総和にかかっている。受講時点での英語力は問わないが、現在ジャーナリズムで使われている生きた英語を理解したいという意欲と意志のある者のみを対象とする。また、時事的な出来事に関心の高いことも重要な要素である。なお、授業は参加者による積極的な意見交換を中心とするから、参加者は授業中に意欲的に発言・質問・批評する能力を持つことが必須である。