イスラーム入門

年度 2005
科目名 イスラーム入門
教員名 中村 緋紗子
授業概要 2001年9月11日に起こった米国の同時多発テロ以来、日本においてもイスラームと西欧文明の衝突の可能性をめぐって、急速にイスラームに対する関心が高まってきている。本講義は、現代世界におけるイスラーム教徒(ムスリム)の動向を理解するために必要なイスラームの基本的な思想や社会原理を学ぶことを目的とする。(後期の「イスラーム法と社会」および「 国際イスラーム社会論」受講生には必須。)
授業計画 イスラームとは?:イスラームの基本的な考え方
イスラーム生誕:イスラーム生誕以前のアラビアの社会的状況、ユダヤ教・キリスト教との関係
「預言者」という概念、神の啓示、『クルアーン』
ムハンマドの人間像:預言者の言行録『ハディース』
『クルアーン』と『『ハディース』から演繹される聖法としてのイスラーム法
宗教と倫理
ウラマー(イスラーム学者)とイスラーム教育
イスラーム法(1):4法学派の成立
イスラーム法(2):法源と解釈
イスラーム法(3):法学書
イスラーム法(4):特定の問題に関して『クルアーン』と『『ハディース』にある叙述・法学書の用例・解釈・現実への適用
・食物に関する忌避
・結婚
・離婚1
・離婚2
・聖戦の概念
スンニー派とシーア派
現代におけるイスラーム法の適用
日常生活のなかのイスラーム復興
現代国際社会におけるイスラームの現状
評価方法 学期末テスト(60%), レポート(20%)、出席点(20%)
教科書
参考書
メッセージ 受講にあたり予備知識は必要ないが、授業を通じてイスラーム文化に触れ、既成観念に捕われず、独断に陥らず、異文化を冷静に理解する論理的思考を養ってほしい。また、本講義は秋学期に開講される「イスラーム法と社会」および「 国際イスラーム社会論」の基礎となるので、秋学期に上記の両者あるいはいずれかを受講したい学生は必ずこの「入門」を履修しておくこと。