環境・社会・技術A

年度 2002
科目名 環境・社会・技術A
教員名 藤井 美文
授業概要 本講義では、「大量生産がもたらした環境破壊」を歴史的に考察し、『科学技術を軸にした資本主義発展史』として論じたい。また、環境制約を克服するためにこれまで提示されてきたいくつかの社会発展のビジョンを検討する
授業計画 1 授業計画とそのねらい
2 授業で扱う2つのテーマについて
3 大量生産のはじまり
(規模の経済性とlearn by doing )
4 大量生産を支えた技術システム
スリー・Sと技術発展史
5~6 大量生産と大組織・管理システム
(1)テーラー・システムとホーソン実験
(2)労働疎外と資本主義
7~10 大量生産を支えた社会システム
(1)資本主義の発展と矛盾
(2)チャップリン「モダンタイムズ」
(3)フォーディズム
(4)「日本的生産システムはポスト・
フォーディズムか(丸山)」
11 大量生産と人間・労働
北欧の産業民主主義運動、「人間と労
働の未来(中岡)」
12 大量生産を支えた仕組みの変化
「脱工業化社会(D.ベル)」以降のビ
ジョン
13~14 新しい産業社会
(1) ポスト・フォーディズムの条件、
「スモール イズ ビュティフル(E.F.シュマハー)」
(2) 90年代ドイツの環境保護と産業
社会
評価方法 出席と試験(持ち込み自由)に加えて、数冊の副読本を設けて学生に発表させ(発表した学生は試験を免除)、これを参照にして評価する。
教科書
参考書
メッセージ 本授業で最も重視するのは、受講者の『環境問題』に対する漠然とした問題意識をどれだけ自分のものにできるかということにある。大量生産の歴史を理解した上で、温暖化をはじめとする現代社会の行き詰まりと、社会システム改善へのアイデアを考えてもらいたい。