プログラミングⅡ

年度 2004
科目名 プログラミングⅡ
教員名 松原 康夫
授業概要 Javaは実務処理はもとより、モバイルコンピューティングにも使われるなど、その用途は大きい広がりを見せている。それはオブジェクト指向の考え方に基づくとともに、実際に書きやすい言語仕様をもつことや、特定のプラットフォームに依存せず、どこでも同じ実行結果を保証できること等による。 Javaでは洗練されたイベント処理によるGUIを容易に構成することができる。また多くのアルゴリズムやデータ構造を組み込んだ豊富なクラスライブラリが整備されていることから、Javaによるソフトウェアの作成は極めて生産性の高いものになり得る。 この授業ではプログラミングⅠでの理解を前提として、オブジェクト指向プログラミングの考え方やGUIを使ったプログラミングについて学ぶ。なお、本授業は毎回、講義と実習をセットにした2コマ授業で行われる。
授業計画 ソフトウェアの開発とオブジェクト指向プログラミング[講義と実習]
データ構造と手続き(アルゴリズム)をクラスにまとめる[講義と実習]
クラスとインスタンス[講義と実習]
継承とインターフェイス[講義と実習]
アプリケーションとアプレットの違い[講義と実習]
グラフィカルユーザインタフェースとSwing[講義と実習]
フレームとペインとパネル[講義と実習]
アイコン、ラベル、ボタン[講義と実習]
レイアウトマネージャ[講義と実習]
イベント処理とデリゲーションモデル[講義と実習]
イベントリスナとアダプタ[講義と実習]
イベント処理によるミニゲームの作成[講義と実習]
ゲームとアルゴリズム[講義と実習]
テーブルを使ったプログラミング[講義と実習]
テキスト類を使ったプログラミング[講義と実習]
評価方法 期末に行う筆記試験の点数を基本とするが、授業中に課した課題の提出状況を考慮する。
教科書
参考書
メッセージ 当初はWebをインタラクティブにする手段として登場したJavaであるが、急速に信奉者を増やし、今では最も重要なプログラミング言語の一つに数えられている。実務的なプログラムからゲームソフトまで、Javaの応用範囲は極めて広い。この授業によって、GUIによる解りやすいプログラムの作り方を体得して欲しい。