広告文化論

年度 2003
科目名 広告文化論
教員名 菊地 勉
授業概要 1945年第二次世界大戦に敗れ悲劇的な経験をした日本は、アメリカの協力の下に産業の育成を図り経済優先の政策で復興に力を注ぎました。努力の甲斐あって日本は歴史上奇跡的な経済発展を遂げ、今日では経済大国として世界に大きな影響力を及ぼすようになりました。しかもその一方で経済の発展は同時に広告の発展へとつながったのです。商品を販売して利益をあげることが市場経済の原則ですから、企業は自社の商品を少しでも多く売るために広告をします。広告をするとまた商品が売れます。企業は広告するだけ商品が売れることを知ると、更に広告に力を入れるようになりました。日本の経済が活発になり次第に社会が豊かになってゆきました。その結果が世界の経済大国といわれる今日の日本の姿なのです。しかもこうして社会に浸透していった広告は商品を売るだけでなく、常に時代の先端を読み取りながら行われましたから、広告に刺激を受けた多くの人々に自分の好みに合ったライフスタイルを提供するようになりました。これが時代の文化を形成して新しい感覚の社会を作り出していったのです。広告が新しい文化を生みだし、そして新しい社会を生み出したのです。価値観の多様化といわれるこの時代、人々の価値観が幾種類にも分裂していったのも広告の産物といえるでしょう。本講座は戦後の50年を時代区分して、それぞれの時代に広告が社会にもたらしたものを文化の視点で捉えながら広告の意味を考えていきます。
授業計画 広告とは何か/その目的と本質について考える
広告と時代/時代の仕組と融合する広告の特性を考える
企業と広告/企業活動の中で広告の占めるポジションについて考える
広告文化と社会/文化として広告が社会にもたらしたものは何かをさぐる
広告の分類/広告を内容から分類を行いその使い方を知る
評価方法 ①期末テストを成績評価のベースにします
②出席日数は成績評価のポイントとして加算します
③欠席日数が規定授業日数の1/3を越えた場合は単位取得の対象外となります
教科書
参考書
メッセージ 本講座では毎回講義に先立ち社会で起こった話題を30分程度お話します