| 年度 | 2003 |
|---|---|
| 科目名 | 文芸論 |
| 教員名 | 吉沢 孝治 |
| 授業概要 | 日本の、日本人による、日本語の小説、詩歌、戯曲、随想、紀行などの文芸の歴史を、「万葉集」に源点を求めて追ってみる。「万葉仮名」というひらがな、カタカナへの移行過程の「日本語表現に絶対不可欠な表現ができて、和歌というジャンルが、大きな歴史的、社会的背景を負って出現した奈良時代。かなが現在のひらがな、カタカナとして定着化し「いろは歌」も成立し、世界的古典文芸となった「源氏物語」が生まれたのは、中央政権としての朝廷→平安貴族体制が安定、日本統一国家出現という歴史・社会的背景があることを検証していきたい。女・かな文字、男・漢文体という平安から、物語ものが、戦乱と仏教の興隆を背景とする「平家物語」の時代となり、武家社会にやがて「太平記」、そして初の戯曲文芸「能」が出現する。「万葉」の詩歌は、「古今」「新古今」と和歌形式を確立した日本詩の世界を形づくり、それが発句形式の遊びから、俳句、そして「四季」という日本独特の自然環境を「季語」として内包する俳句の「17文字」の世界が確立される。戦国時代、江戸初期までの文芸史とその背景の社会史の検討を通じて、日本独自の文芸を考えてみたい講座である。 |
| 授業計画 | 各種解説、現代文への翻訳文の検討など |
| 評価方法 | 出席状況、定期試験での課題作文で評価する |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 日本の古典に親しみ、そこに現代の原点を見つけよう。 |