情報処理概論

年度 2003
科目名 情報処理概論
教員名 小幡 孝一郎
授業概要 情報システム学科に入学した学生諸君の中には、これまでコンピューターや情報処理になじみがなかった人も多いだろう。しかしこれからはそれらに関する科目を専門科目として履修しなくてはならない.また高校時代にそれらについて一応の知識を持つ機会があった人も、さらに高いレベルを追求するためにはもう一度基礎を整理し直すことが必要になるだろう。この授業の目的は、学生諸君がコンピューターに関して知識を持っていることを前提にしないで、今後専門科目を理解する際に役立つと思われるごく基礎的な知識を、バラバラにならないようできる限り体系的に身につけるのを支援する事である。授業ではまず情報処理システムとは何かを述べる。続いて情報処理システムを構成する重要な要素の一つであるハードウェアの概要とその機能の基礎を紹介する。
おわりにもう一つの重要な構成要素であるオペレーティングシステムなどの基本ソフトウェアの概要とその機能の基礎を紹介する。
授業計画 情報処理とは:データと情報
情報処理システムの仕組み:
コンピュータの基本構成:ハードウェアとソフトウェア
情報処理演習(第1回)
ハードウェア基礎(1):データの2進表現とそれを求めるアルゴリズム
ハードウェア基礎(2):命令の表現方法とCPUの基本動作
ハードウェア基礎(3):主記憶装置とその効率的利用方法
ハードウェア基礎(4):2次記憶装置の構造と性能
情報処理演習(第2回)
ソフトウェア基礎(1):プログラミング言語と言語プロセッサのはたらき
ソフトウェア基礎(2):OSの誕生とその役割進化の歴史
ソフトウェア基礎(3):OSの基本機能その1 プロセス管理、メモリ管理
ソフトウェア基礎(4):OSの基本機能その2 入出力管理、ファイル管理ほか
情報処理演習(第3回)
総合試験
評価方法
教科書
参考書
メッセージ このような基礎的な科目では、自分が何のためにこの講義を聴いているのかを常に意識して、聞いたと思うことを自分なりに再構成してみることが大切である。たとえばノートを開いたときの左側のページに、黒板の板書や口頭での説明をそのまま書き写し、右側のページにはそれを自分なりに理解したこと(または疑問に思うこと)を表現する、という方法もある。疑問や質問は遠慮せずすぐにメールアドレスへどうぞ。