生産管理論

年度 2003
科目名 生産管理論
教員名 根本 俊男
授業概要 生産管理論においては,生産工程において必要なオペレーションズ・リサーチ(以下「OR」)の手法を習得する.具体的には,主に,スケジューリング・在庫管理に対する手法や実験的な手法が主な内容になる.いずれの題材も実際に生産現場においてスタッフとなった場合に必要不可欠な技術である.また,経営情報学科卒業者が当然身につけているIT(情報技術)として企業が期待している中核技術でもある.経営情報学科が経営学科ではないことを考えれば経営情報学科におけるORの重要性は容易に理解できるであろう.経営情報を学ぶ者にとって大変重要な知識であるORの基礎的な部分は第3セメスタに行われる「OR」の講義において学び,この講義では生産管理の現場において重要な知識を集中して習得する.そのために,第3セメスタにおいて「OR」の単位を修得し,基礎的な部分を固めた上でこの科目を履修することが強く望まれる.第3セメスタで「OR」を履修することなく,いきなり「生産管理論」を履修することは土台のしっかりしない地盤にビル建設をはじめるようなものである.講義科目の順序性をしっかり認識し自らのカリキュラムを考えてほしい.また,OR系の科目としては第5セメスタに「数理計画」,第6セメスタには「経営シミュレーション」と「意思決定論」が配置されている.これらの科目の基礎部分に生産管理論がなっていることも認識してほしい.ORを修得するには多くの問題例に取り組む必要がある. そのために,講義時間だけでは足りないので相当量の課題を毎回課す予定である. 受講者は実習・課題に取り組む十分な時間を確保しておいて欲しい. 本講義は根本ゼミナールを希望する場合の履修条件に指定される予定である.また,他のOR系のゼミナールを希望する場合にも履修条件となる可能性がある.OR系のゼミナールを希望する予定のある者は十分留意してほしい.
授業計画 ORにおける生産管理
スケジューリング(その2)
ダイアグラムの作成,ガントチャートの利用
工程のスケジューリング
生産管理における組合せ最適化問題と計算の複雑性
需要予測の手法
時系列分析
回帰分析
在庫管理の手法
発注点法
定期発注法
様々な条件がついた場合の在庫管理
実験による在庫管理計画の導出
ABC分析
実験による良い案の導出
シミュレーションの基本
待ち行列理論の基本
評価方法 基本的に中間試験・期末試験の2回の試験の点数の平均により成績を決定する.ただし,試験の点数(100点満点)以外にもレポートの取り組み状況(特に実験のレポート)などを加味し加点する場合もある.
教科書
参考書
メッセージ ORで学んで欲しい素材はたくさんありとてもすべては教えきれません.他大学の講義内容を見るとなるべく基礎的な内容をまんべんなく教えるようになっています.しかし,ORが重要な学習科目の一つとなっている文教大学経営情報学科では比較的多くの時間が割り当てられていることを活かして広く基礎的な部分はもちろん、理解が表面的なもので終わらないようにテーマによっては,深い部分にも取り組んでいきます. やるべきことの多い講義ですが,その分有意義で楽しい講義にしたいと思ってます.講義に関する最新情報や過去の受講生の感想などは以下のURLにて入手できます.http://www.bunkyo.ac.jp/~nemoto/lecture/