ファジー理論

年度 2003
科目名 ファジー理論
教員名 下平 丕作士
授業概要 (1)概要: 授業では、ファジー理論の基礎と社会科学への応用事例について講義する。(2)背景と重要性:人間の思考や判断は、言語を用いて行われる。人間の言語的表現はある種のあいまいさを含んでおり、脳はこれを利用して巧みに高度な情報処理を行っている。ファジー理論は、人間の主観や言語的表現に含まれるあいまいさを論理的に数式で表わし、情報処理に取り入れる手法である。ファジー理論は、コンピュータにより人間と同じような知的な処理を行うシステムを構築するのに有用な手法であり、様々な分野で利用されている。たとえば、電車やプラントの制御など工学の分野に加えて、最近は経営における意志決定など社会科学の分野にも応用されている。コンピュータにもっと複雑で高度な仕事をさせるためには、欠かせない技術である。
授業計画 社会科学とファジー理論
あいまいさを含む情報の処理、非数値情報の特質。
ファジー理論とは
ファジー概念とクリスプ概念、ファジー概念の分類、ファジー修飾。
メンバーシップ関数
ファジー概念とメンバーシップ関数、メンバーシップ関数の構成法、ファジー修飾語とメンバーシップ関数。
ファジー概念の演算
「等しい」、「含まれる」、「AかつB」、「AまたはB」「Aではない」。
ファジー推論法
推論とファジー推論、ファジー推論法による制御、評価におけるファジー推論法。
意志決定とファジー推論
社会科学における意志決定問題、意志決定におけるファジー理論。
応用例:満足度を考慮したデータ検索
ファジーデータ検索、検索条件のあいまいさ、項目ごとの満足度、総合満足度決定のルールと計算方法。
評価方法 学期末のテストによって評価する。
教科書
参考書
メッセージ 基礎から分かりやすく説明する。前提となる科目はない。