西洋思想と文化

年度 2010
科目名 西洋思想と文化
教員名 山崎 裕子
授業概要 本年度は、西欧文化の基礎としての「余暇」について考える。「余暇」は本来的には、私たちが連想するであろう単なる「お休み」という意味ではなく、文化と密接に関わるものである。余暇とともに労働の意味についても考察することによって、人間らしく生きるとはどのようなことかを問うてみたい。人数によっては、一部の受講生に発表してもらうことを考えている。
授業計画 「余暇」の語源上の意味
絶対化された労働
精神的労働
リベラル・アーツ
真の教養と職能人
怠惰
余暇の喪失
余暇することの本質
コンテンプラチオ(観想)
人間らしく生きるとはどのようなことか
受講生による発表
評価方法 毎回出席をとり、通算して3分の2以上出席している受講生のみ、レポートを提出する資格がある(ただし、出席点はない)。評価は、発表、授業への貢献度、レポートにより行う。
教科書
参考書
メッセージ 余暇について考えることは、私たちが毎日を過ごす上での新たな発見をもたらすことでしょう。この少し変わったテーマは、今年度だけ取り上げる予定です。