文章演習B

年度 2010
科目名 文章演習B
教員名 酒井 信
授業概要 広報活動には、同時代の社会の変化を読み解く能力が不可欠である。この授業では国際情勢や政治経済、環境・科学などの時事的な情報と統計データを読み解き、コラム(800字)としてまとめるトレーニングを繰り返し行っていく。また国会図書館のデータベースやWeb版のNew York Timesを使用して図書や資料、雑誌、ウェブから情報を収集する方法についても講じる。なお時事的な知識の定着を測るために、風刺漫画を用いて、風刺している内容について記述する小テスト(600字程度)を、計3回実施する。
授業計画 授業全体の概要と課題文章の説明、成績の評価方法など(ガイダンス)
世界のニュースを読み比べながらコラムの書き方の説明(『COURRiER Japon』を使用)
現代の国際情勢についてのニュースの概説とコラムの制作(『現代用語基礎知識/学習版』を使用)。
統計データの読み方1(『今がわかる時代がわかる 世界地図』を使用)。OECDや日本の省庁の統計情報の紹介。風刺画を使った小テスト1
現代の政治経済についてのニュースの概説とコラムの制作(『現代用語基礎知識/学習版』を使用)。
世界のニュースメディアの特徴と日本のメディアとの比較1(新聞、週刊誌、月刊誌、ウェブ)
世界のニュースを読み比べながらコラムの制作(『COURRiER Japon』を使用)
図書や雑誌、ウェブから情報を収集する方法(国会図書館やNew York Timesのサイトを使用)。風刺画を使った小テスト2
現代の環境・科学についてのニュースの概説とコラムの制作(『現代用語基礎知識/学習版』を使用)。
統計データの読み方2(『今がわかる時代がわかる 世界地図』を使用)。
現代のニュース用語の概説とコラムの制作(『現代用語基礎知識/学習版』を使用)。
世界のニュースメディアの特徴と日本のメディアとの比較2(新聞、週刊誌、月刊誌、ウェブ)風刺画を使った小テスト3
最終課題「国内のニュース、統計データ、翻訳された世界のニュース、英字ニュースの4つの情報を整理しつつ、現代社会を読み解くテーマを定め、自分の考えを3000字で記すこと」の説明と実習。
優秀文を基にした最終課題の講評
評価方法 授業中の小演習の提出を含めた出席点を40%、提出された各課題の出来を60%の割合で評価する。成績評価の基準は、AA(100点~90点)、A(89点~80点)、B(79点~70点)、C(69点~60点)、D(59点以下)とし、合格は、AA、A、B、Cとする。
教科書
参考書
メッセージ 広報活動には、国内外のニュースメディアに日常的に触れながら、社会の変化を分析する能力が不可欠です。この授業を通して、日毎、週毎、月毎に講読する「お気に入りのメディア」を見つけて、自分の考えを文章(コラム)にまとめるトレーニングを積んで下さい。