年度 | 2010 |
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科目名 | 経営情報演習B |
教員名 | 鈴木 誠 |
授業概要 | 企業を経営する、あるいは企業に投資を考えるときに、企業の状態を知り抜くことこそ最も重要なことです。本講座では皆さんが企業の状態を知るために必要となる経営情報について基礎から学びたいと思います。本講座では財務諸表分析を元に演習を行います。2年生までの間に財務や会計に関する授業を履修していることが望ましいと思いますが、これからイチから学ぼうという姿勢を持って受講する学生も歓迎します。本講座は「演習」ですから、多くのケースを皆さんに分析してもらう予定でいます。なお、関数電卓(四則演算だけでは足らない場合があります)を持参してください。レポートの提出はA4サイズのレポート用紙かA4サイズの紙にプリントアウトして提出すること。詳しい書式についてはガイダンスで説明します。 |
授業計画 | ガイダンス(財務諸表とはどのようなものか?授業の進め方、宿題の提出の仕方やフォーマット、成績のつけ方など) 財務諸表とは:P13-28 貸借対照表の解説:P29-38 貸借対照表の解説:P39-62 貸借対照表の解説:P63-95 演習I:上記で習った貸借対照表の項目と数値をアニュアルレポートから列挙し、過去1年前との変化を計算し、変化の原因を推測する。 貸借対照表の見方:P97-112 演習II:以前利用したアニュアルレポートから上記で習った項目を抜き出し計算する。計算値を前年度分と比較し、現在の企業の状況を推測する。 損益計算書の解説:P113-132 演習III:以前利用したアニュアルレポートから上記で習った項目と数値を列挙し、過去1年前との変化を計算し、変化の原因を推測する。 損益計算書の見方:P133-146 演習IV:以前利用したアニュアルレポートから上記で習った項目を抜き出し計算する。計算値を前年度分と皮革し、現在の企業の状況を推測する。 連結財務諸表の見方:P147-165 連結財務諸表の見方:P166-176 連結キャッシュフロー計算書の見方:P177-186 演習V:以前利用したアニュアルレポートから上記で習った項目を抜き出し列挙する。数値を前年度のものと比較し、変化の原因を推測する。 |
評価方法 | 期末の試験は行いません。ただし、毎回の提出物と5回のケース分析による評価の平均によって総合評価とします。欠席の場合は0となります。また、欠席が5回になると評定をしませんので注意してください。また、遅刻入室は原則認めません。欠席扱いとなりますから余裕をもって入室してください。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 経営者とはある意味で医者と同じです。会社は患者。なにか会社に異変が起きた場合、どこに問題があるか?それを見つけて、適切に処置することが経営者に求められている責務のひとつです。本講座では皆さんが経営者となったつもりでいろいろな企業のケースを分析し、どこが優れ、どこが劣るのか診断できるようにしましょう。 |