ベンチャービジネス論B

年度 2010
科目名 ベンチャービジネス論B
教員名 小林 謙二
授業概要 ベンチャービジネスとは「知識集約的な現代的イノベーターとしての中小企業によるビジネス(事業)」と定義される。ハイリスク・ハイリターンの特質をもち、このようなビジネスを創造する人を起業家(entrepreneur)という。夢とロマンをもちリスクを恐れないリーダーの経営行動を研究対象とするのがベンチャービジネス論である。ベンチャービジネスの理論はもとより実践的な内容を中心とする。実際に起業し、経営する場合にどのようなプロセス(成長過程)で進むのかをバーチャル的に体験する授業とする。
授業計画 Introduction(全体の構成と講義の進め方・参考文献紹介)
会社の設立
マネジメントチームの組成
ビジネスプランの作成(1)
ビジネスプランの作成(2)
ビジネスプランのプレゼンテーション
事業の実際的な運営(マネジメントの仕事)
ベンチャー企業の資金調達
ベンチャー企業の企業価値
M&Aの具体的事例と戦略的な活用
ベンチャー企業の課題
評価方法 1.成績評価の方法は(1)毎回の出席を基本とし、授業中の活動を含めた出席点を30%、(2)期末のレポートを70%の割合で評価する。2.成績評価の基準は AA)内容が特に優れている、A)出題意図に応じた内容である、B)内容がやや不足である、C)形式・内容とも若干の難点がある、D)課題がこなせていない、である。
教科書
参考書
メッセージ ベンチャービジネスに興味を持つ学生に受講して欲しい。1.本講義の特徴はベンチャービジネス論A(5セメスター)とB(6セメスター)を一体として体系的な構成としている。2.理論と実践の融合を基本として、Aは理論に重点を置きつつも実践的な内容で補完する。BはAで学習した理論を活用して、実践的に起業をバーチャル的に体験する。AとBはそれぞれ相互補完的な関係にある。3.本講義における学生の目標は以下の3点とする。(1)ベンチャービジネスに関する基本的な知識を習得する(2)ビジネスプランの作成とプレゼンテーション(3)グループで仮想企業を設立して事業運営を体験する。